• ひとことでAdobe Reader と Acrobat で、PDF 内の 3D データから乗っ取られる弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやること9.x は 9.3 以降、8.x は 8.2 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2009-3953
製品Adobe Acrobat and Reader
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-06-08
米国政府機関の対応期限2022-06-22
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-119(メモリバッファの範囲の制限の不備)

何が起きた

Adobe Acrobat and Reader の U3D(Universal 3D という 3D データの形式)の処理に、配列の範囲を正しく確かめない弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。PDF に入った不正な U3D データによって、攻撃者が任意のコードを実行できるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、特別な権限は不要ですが、利用者の操作が必要です。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が不正な U3D データ入りの PDF を作る → 2. 利用者がその PDF を開く → 3. 3D データの処理で範囲外を扱う → 4. 攻撃者の任意のコードが実行される1攻撃者が不正な U3D データ入りの PDF を作る2利用者がその PDF を開く33D データの処理で範囲外を扱う4攻撃者の任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が不正な U3D データ入りの PDF を作る → 2. 利用者がその PDF を開く → 3. 3D データの処理で範囲外を扱う → 4. 攻撃者の任意のコードが実行される1攻撃者が不正な U3D データ入りの PDF を作る2利用者がその PDF を開く33D データの処理で範囲外を扱う4攻撃者の任意のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が不正な U3D データ入りの PDF を作る → 2. 利用者がその PDF を開く → 3. 3D データの処理で範囲外を扱う → 4. 攻撃者の任意のコードが実行される1攻撃者が不正な U3D データ入りの PDF を作る2利用者がその PDF を開く33D データの処理で範囲外を扱う4攻撃者の任意のコードが実行される

誰が影響を受ける

NVD によると、Windows と Mac OS X の Adobe Reader and Acrobat 9.x の 9.3 より前と 8.x の 8.2 より前、そして 7.x の 7.1.4 より前が対象です。

何をすればいい

9.x は 9.3 以降、8.x は 8.2 以降、7.x は 7.1.4 以降に更新されているかを確認してください。あわせて Adobe の公式の案内を確認し、最新版を使ってください。知らない相手から届いた PDF は開かないようにしてください。

やることチェックリスト

  • 9.x は 9.3 以降、8.x は 8.2 以降に更新する
  • 7.x は 7.1.4 以降に更新する
  • 知らない相手からの PDF を開かないようにする

用語メモ

U3D
Universal 3D の略で、PDF などに 3D の図形を入れるためのデータの形式です。
任意のコード 用語集で見る
攻撃者が好きに選んだプログラムの命令のことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Adobe Acrobat and Reader Universal 3D Remote Code Execution Vulnerability

概要

Adobe Acrobat and Reader contains an array boundary issue in Universal 3D (U3D) support that could lead to remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る