- ひとことでAdobe Reader と Acrobat で、細工された PDF のフォントから乗っ取られる弱点です。
- 深刻度7.3 重要CVSS v3.1
- まずやることReader と Acrobat 9.x を 9.4 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2010-2883 |
|---|---|
| 製品 | Adobe Acrobat and Reader |
| 深刻度(CVSS) | 7.3 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-06-08 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-06-22 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-119(メモリバッファの範囲の制限の不備) |
何が起きた
Adobe Acrobat and Reader の CoolType.dll(フォントを扱う部品)に、スタックバッファオーバーフローの弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。PDF に入った TTF フォントの SING テーブルに長すぎる項目があると、攻撃者が任意のコードを実行したり、アプリを強制終了させたりできるおそれがあります。NVD の評価では、一般利用者程度の権限が必要で、利用者が PDF を開くなどの操作も必要です。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
NVD によると、Windows と Mac OS X の Adobe Reader and Acrobat 9.x の 9.4 より前と、8.x の 8.2.5 より前が対象です。
何をすればいい
9.x を使っている場合は 9.4 以降、8.x を使っている場合は 8.2.5 以降に更新されているかを確認してください。あわせて Adobe の公式の案内を確認し、最新版を使ってください。知らない相手から届いた PDF は開かないようにしてください。
やることチェックリスト
- Reader と Acrobat 9.x を 9.4 以降に更新する
- Reader と Acrobat 8.x を 8.2.5 以降に更新する
- 知らない相手からの PDF を開かないようにする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Adobe Acrobat and Reader Stack-Based Buffer Overflow Vulnerability
概要
Adobe Acrobat and Reader contain a stack-based buffer overflow vulnerability that allows remote attackers to execute code or cause denial-of-service (DoS).
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る