• ひとことでAdobe Reader と Acrobat の 3D データの処理で、メモリが壊れる弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることReader と Acrobat を最新版に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2011-2462
製品Adobe Reader and Acrobat
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-06-08
米国政府機関の対応期限2022-06-22
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-787(範囲外への書き込み)

何が起きた

Adobe Reader and Acrobat の U3D(Universal 3D という 3D データの形式)を扱う部分に、メモリ破損の弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。攻撃者が任意のコードを実行したり、アプリを止めたり(サービス妨害)できるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、特別な権限も利用者の操作も不要で悪用できるとされています。一方、CISA の注意喚起では、攻撃者は細工した PDF ファイルを利用者に開かせることで悪用できるとされています。攻撃の細かい手口は、このデータからは不明です。

誰が影響を受ける

NVD によると、Windows と Mac OS X の Adobe Reader and Acrobat 10.1.1 以前と、UNIX の Adobe Reader 9.x から 9.4.6 までが対象です。修正版の番号は、このデータからは不明です。

何をすればいい

Adobe の案内に従って、Adobe Reader and Acrobat を最新版に更新してください。使っている版が 10.1.1 以前(UNIX は 9.4.6 以前)でないかを確かめてください。CISA の注意喚起によると、Adobe はセキュリティ情報 APSB11-30 で更新を出し、Reader X と Acrobat X は 2012 年 1 月 10 日の定期更新で直す予定とされていました。修正版の番号はこのデータからは分からないため、サポートのある最新の版に更新してください。CISA は、知らない相手からの PDF ファイルや、思いがけず届いた PDF ファイルを開かないよう呼びかけています。

やることチェックリスト

  • Reader と Acrobat を最新版に更新する
  • UNIX の Reader 9.4.6 以前も更新する
  • 知らない相手からの PDF を開かないようにする

用語メモ

U3D
Universal 3D の略で、PDF などに 3D の図形を入れるためのデータの形式です。
メモリ破損 用語集で見る
プログラムが使うメモリの中身が、想定外の形で壊れてしまうことです。攻撃に使われると、不正なプログラムの実行につながることがあります。
任意のコード 用語集で見る
攻撃者が好きに選んだプログラムの命令のことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Adobe Reader and Acrobat Universal 3D Memory Corruption Vulnerability

概要

The Universal 3D (U3D) component in Adobe Reader and Acrobat contains a memory corruption vulnerability which could allow remote attackers to execute code or cause denial-of-service (DoS).

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る