- ひとことでAdobe Reader で、細工した PDF を開くとプログラムを動かされる弱点
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることReader XI は 11.0.02 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2013-0641 |
|---|---|
| 製品 | Adobe Reader |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-120(入力の大きさを確かめないバッファへのコピー(古典的なバッファオーバーフロー)) |
何が起きた
Adobe Reader と Acrobat に、決められた大きさを超えてデータを書き込んでしまう弱点(バッファオーバーフロー)が見つかり、実際に悪用が確認されています。細工した PDF を開くと、攻撃者が任意の(好きに選んだ)プログラムを動かせるおそれがあります。悪用には、利用者がそのファイルを開くという操作が必要です。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
NVD の説明では、Adobe Reader と Acrobat の 9.x の 9.5.4 より前、10.x の 10.1.6 より前、11.x の 11.0.02 より前が影響を受けます。Adobe のセキュリティ情報 APSB13-07 では、Linux 向けの Adobe Reader 9.5.3 以前も対象に挙がっています。
何をすればいい
Adobe は APSB13-07 で、Reader XI と Acrobat XI は 11.0.02 に、Reader X と Acrobat X は 10.1.6 に、Reader 9 と Acrobat 9 は 9.5.4 に更新するよう案内しています。ただし、Adobe のサポート終了の一覧では、Reader XI、Acrobat XI、Reader X、Reader 9.x はどれもサポートが終わっています。これらの古い版は使い続けず、Adobe の公式の案内を確認して、サポートのある版に置き換えてください。知らない相手からの PDF は開かないようにしてください。
やることチェックリスト
- Reader XI は 11.0.02 以降に更新する
- サポート終了の版はサポートのある版に置き換える
- 知らない相手からの PDF を開かないようにする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(web.archive.org)
- 公式の対策の出典(web.archive.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Adobe Reader Buffer Overflow Vulnerability
概要
A buffer overflow vulnerability exists in Adobe Reader which allows an attacker to perform remote code execution.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る