- ひとことでMicrosoft Office で、細工した文書から命令を実行されるおそれがある弱点です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることMS15-081 の更新プログラムを適用する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2015-1642 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Office |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-119(メモリバッファの範囲の制限の不備) |
何が起きた
Microsoft Office に、メモリー破壊(プログラムが使うメモリーの中身をおかしくされてしまう弱点)が見つかりました。細工した文書を開かせると、攻撃者が任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを、開いた人と同じ権限で動かせるおそれがあります。NVD の評価では、攻撃者が利用者にファイルを開かせる必要がある(被害者の操作が必要)とされています。実際に悪用が確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
NVD によると、Microsoft Office 2007 SP3、2010 SP2、2013 SP1 が対象です。Microsoft のライフサイクル情報では、Office 2007 の延長サポートは 2017年10月に、Office 2010 は 2020年10月に、Office 2013 は 2023年4月に終わっています。
何をすればいい
Microsoft はセキュリティ情報 MS15-081(3080790)でこの問題を直しています。まだ当てていなければ更新プログラムを適用してください。Microsoft は、この弱点には回避策がないとしています。対象の Office はどれもサポートが終わっているため、使い続けずにサポート中の製品へ置き換えてください。公式の案内を確認し、知らない相手からのファイルは開かないようにしてください。
やることチェックリスト
- MS15-081 の更新プログラムを適用する
- サポートが終わった Office を新しい版に置き換える
- 知らない相手からの文書は開かないようにする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Office Memory Corruption Vulnerability
概要
Microsoft Office contains a memory corruption vulnerability that allows remote attackers to execute arbitrary code via a crafted document.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る