- ひとことでWindows の Win32k で、ログインした人に強い権限を奪われるおそれがある弱点です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることMS15-051 の更新プログラムを適用する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2015-1701 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Win32k |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 悪用が確認されている |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-264 |
何が起きた
Windows の Win32k.sys(画面の表示などを受け持つ、カーネルモードで動く部品)が、メモリー上のものを正しく扱えない弱点が見つかりました。細工したアプリを動かすと、攻撃者がカーネルモードで任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを動かし、パソコンを完全に操れるおそれがあります。NVD の評価では、すでにその機器にログインできる一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が悪用できるとされています。NVD の説明では 2015年4月に実際に悪用されたとされ、CISA はランサムウェアでの悪用も確認されているとしています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
NVD によると、Windows Server 2003 SP2、Windows Vista SP2、Windows Server 2008 SP2 が対象です。Microsoft のライフサイクル情報では、延長サポートは Windows Server 2003 が 2015年7月に、Windows Vista が 2017年4月に、Windows Server 2008 が 2020年1月に終わっています。
何をすればいい
Microsoft はセキュリティ情報 MS15-051(3057191)でこの問題を直しています(Windows Server 2003 SP2 向けは 3045171)。まだ当てていなければ更新プログラムを適用してください。Microsoft は、この弱点には回避策がないとしています。対象の Windows はどれもサポートが終わっているため、サポート中の Windows に置き換えてください。公式の案内も確認してください。
やることチェックリスト
- MS15-051 の更新プログラムを適用する
- サポートが終わった Windows を置き換える
- Windows Server 2003 SP2 には 3045171 を適用する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Win32k Privilege Escalation Vulnerability
概要
An unspecified vulnerability exists in the Win32k.sys kernel-mode driver in Microsoft Windows Server that allows a local attacker to execute arbitrary code with elevated privileges.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る