- ひとことでAdobe Flash Player で、データの種類の取り違えから乗っ取られるおそれがある弱点です。
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやることパソコンから Flash Player をアンインストールする
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2016-1019 |
|---|---|
| 製品 | Adobe Flash Player |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 悪用が確認されている |
| 弱点の種類(CWE) | 不明 |
何が起きた
Adobe Flash Player に、外から悪用できる弱点が見つかりました。Adobe の説明では、型の取り違え(あるデータを、別の種類のデータとして扱ってしまう弱点)で、コードの実行につながるおそれがあります。悪用されると、Flash Player が異常終了するサービス拒否(使えない状態にされること)が起きたり、任意の(攻撃者が好きに選べる)コードを動かされたりする可能性があります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインしていない攻撃者が、利用者の操作なしに悪用できるとされています。NVD の説明では、2016年4月に実際の攻撃に使われたとされ、ランサムウェア(身代金を要求する不正なプログラム)を使った攻撃での悪用も知られています。Adobe は、Windows 10 以前で Flash Player 20.0.0.306 以前を使うパソコンで、実際に悪用されているという報告を受けていました。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Adobe Flash Player の 21.0.0.197 以前が影響を受けます。Windows 8.1 や Windows 10 などで、Internet Explorer と Microsoft Edge に組み込まれた Flash Player も、Microsoft のセキュリティ情報 MS16-050 の対象でした。Adobe は 2020年12月31日で Flash Player のサポートを終えています。
何をすればいい
Flash Player はすでにサポートが終わっており、Adobe はすべての利用者にすぐアンインストールするよう強く勧めています。CISA も、まだ使っている場合は切り離すよう案内しています。パソコンに Flash Player が残っていないか確かめ、残っていれば削除してください。あわせて、メーカーの公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- パソコンから Flash Player をアンインストールする
- Flash Player を使うのをやめる
- ブラウザーに組み込まれた Flash が残っていないか調べる
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(adobe.com)
- 公式の対策の出典(helpx.adobe.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Adobe Flash Player Arbitrary Code Execution Vulnerability
概要
Adobe Flash Player allows remote attackers to cause a denial of service or possibly execute arbitrary code.
推奨対応
The impacted product is end-of-life and should be disconnected if still in use.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る