- ひとことでMicrosoft Excel で、細工されたセルをクリックすると命令を実行されるおそれがある弱点です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることExcel に MS16-148 の更新プログラムを入れる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2016-7262 |
|---|---|
| 製品 | Microsoft Excel |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-20(入力の確認の不備) |
何が起きた
Microsoft Office(Excel)が入力を正しく扱わないことで、セキュリティ機能を回避される弱点が見つかりました。Microsoft の説明では、攻撃者が細工した文書ファイルを用意し、利用者にそのファイルを開かせて特定のセルをクリックさせると、任意の(攻撃者が好きに選べる)命令を実行されるおそれがあります。NVD の評価では、ログインは不要ですが、利用者がファイルを開いて操作する必要があります。実際に悪用が確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Microsoft Excel 2007 SP3、Excel 2010 SP2、Excel 2013 SP1、Excel 2013 RT SP1、Excel 2016、Office Compatibility Pack SP3、Excel Viewer を使っている人や組織が対象です。Microsoft のライフサイクルのページによると、Office 2007、Office 2010、Office 2013、Office 2016 はいずれもサポートが終わっています。
何をすればいい
Microsoft は、セキュリティ情報 MS16-148(KB 3204068)で修正の更新プログラムを出しています(たとえば Excel 2007 SP3 は KB 3128019)。Microsoft は、この弱点の回避策はないとしています。サポートが終わった Office は使い続けず、サポート中の版に置き換えてください。知らない相手から届いたファイルは開かないようにします。あわせて、メーカーの公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- Excel に MS16-148 の更新プログラムを入れる
- サポートが終わった Office をサポート中の版に置き換える
- 知らない相手から届いた Excel ファイルを開かない
用語メモ
- セキュリティ機能を回避
- ソフトウェアに備わった守りの仕組みを、すり抜けられてしまうことです。
- セル
- Excel の表の中の、一つ一つのマス目のことです。
- 回避策 用語集で見る
- 修正の更新を入れるまでの間、弱点を突かれにくくするための一時的な対策です。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Microsoft Office Security Feature Bypass Vulnerability
概要
A security feature bypass vulnerability exists when Microsoft Office improperly handles input. An attacker who successfully exploited the vulnerability could execute arbitrary commands.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る