- ひとことでAdobe Flash Player で、乗っ取りにつながるメモリーの弱点がありました。
- 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
- まずやることパソコンから Flash Player をアンインストールする
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2016-7855 |
|---|---|
| 製品 | Adobe Flash Player |
| 深刻度(CVSS) | 8.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-03-24 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-416(解放済みメモリの使用) |
何が起きた
Adobe Flash Player に、use-after-free(使い終わって片付けたメモリーを、もう一度使ってしまう弱点)が見つかりました。悪用されると、任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを動かされるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインしていない攻撃者が悪用できますが、利用者が細工されたページを見るなどの操作が必要です。NVD の説明では、2016年10月に実際の攻撃に使われたとされ、Adobe も、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10 の利用者をねらった限られた標的型攻撃に使われているという報告を受けていました。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Windows と OS X の Adobe Flash Player の 23.0.0.205 より前と、Linux の 11.2.202.643 より前が影響を受けます。Windows 8.1 や Windows 10 などで、Internet Explorer と Microsoft Edge に組み込まれた Flash Player も、Microsoft のセキュリティ情報 MS16-128 の対象でした。Adobe は 2020年12月31日で Flash Player のサポートを終えています。
何をすればいい
Flash Player はすでにサポートが終わっており、Adobe はすべての利用者にすぐアンインストールするよう強く勧めています。CISA も、まだ使っている場合は切り離すよう案内しています。パソコンに Flash Player が残っていないか確かめ、残っていれば削除してください。あわせて、メーカーの公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- パソコンから Flash Player をアンインストールする
- Flash Player を使うのをやめる
- 知らない相手から届いたリンクやファイルを開かない
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(learn.microsoft.com)
- 公式の対策の出典(adobe.com)
- 公式の対策の出典(helpx.adobe.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Adobe Flash Player Use-After-Free Vulnerability
概要
Use-after-free vulnerability in Adobe Flash Player Windows and OS and Linux allows remote attackers to execute arbitrary code.
推奨対応
The impacted product is end-of-life and should be disconnected if still in use.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る