• ひとことでCisco IOS の PROFINET の処理で、産業用スイッチを再起動させられる弱点
  • 深刻度7.5 重要CVSS v3.1
  • まずやることshow profinet status で有効か調べる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2017-12235
製品Cisco IOS software
深刻度(CVSS)7.5 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
KEVへの追加日2022-03-03
米国政府機関の対応期限2022-03-24
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-20(入力の確認の不備)

何が起きた

Cisco IOS の PROFINET(工場の機械どうしをつなぐ通信の決まり)の PN-DCP という機能で、届いたパケットの読み取り方に弱点が見つかりました。細工した PN-DCP Identify Request のパケットを送ったあと、ふつうの PN-DCP Identify Request のパケットを送り続けると、機器が再起動して通信が止まる(サービス妨害)おそれがあります。攻撃者は離れた場所から、ログインなしで、利用者の操作もなしに悪用できます。CISA は実際の悪用を確認しており、Cisco も2022年3月に実際の悪用の試みを新たに把握したと発表しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. PROFINET が有効な機器を探す → 2. 細工した PN-DCP のパケットを送る → 3. 続けてふつうのパケットを送る → 4. 機器が再起動して通信が止まる1PROFINET が有効な機器を探す2細工した PN-DCP のパケットを送る3続けてふつうのパケットを送る4機器が再起動して通信が止まる攻撃の流れ: 1. PROFINET が有効な機器を探す → 2. 細工した PN-DCP のパケットを送る → 3. 続けてふつうのパケットを送る → 4. 機器が再起動して通信が止まる1PROFINET が有効な機器を探す2細工した PN-DCP のパケットを送る3続けてふつうのパケットを送る4機器が再起動して通信が止まる攻撃の流れ: 1. PROFINET が有効な機器を探す → 2. 細工した PN-DCP のパケットを送る → 3. 続けてふつうのパケットを送る → 4. 機器が再起動して通信が止まる1PROFINET が有効な機器を探す2細工した PN-DCP のパケットを送る3続けてふつうのパケットを送る4機器が再起動して通信が止まる

誰が影響を受ける

NVD によると、Cisco IOS 12.2 から 15.6 が対象です。Cisco によると、PROFINET のメッセージを処理するように設定された機器が影響を受け、Cisco IOS Software Release 12.2(52)SE からは PROFINET が最初から有効になっています。Cisco IOS XE Software、Cisco IOS XR Software、Cisco NX-OS Software は影響を受けないと確認されています。

何をすればいい

Cisco は修正したソフトウェアを公開しており、この弱点を避ける回避策はないとしています。Cisco IOS Software Checker で修正版を調べ、更新してください。PROFINET が有効かどうかは show profinet status コマンドで確かめられます。あわせて Cisco の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • show profinet status で有効か調べる
  • Cisco IOS Software Checker で修正版を調べる
  • Cisco の修正版のソフトウェアに更新する

用語メモ

PROFINET
工場などで、機械や制御装置をイーサネットでつなぐための通信の決まりです。
パケット 用語集で見る
ネットワークで送られるデータの小さなかたまりです。
サービス妨害 用語集で見る
機器やサービスを止めたり、使えなくしたりする攻撃です。DoS とも呼ばれます。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Cisco IOS Software for Cisco Industrial Ethernet Switches PROFINET Denial-of-Service Vulnerability

概要

A vulnerability in the implementation of the PROFINET Discovery and Configuration Protocol (PN-DCP) for Cisco IOS could allow an unauthenticated, remote attacker to cause an affected device to reload, resulting in a denial of service.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る