• ひとことでCisco IOS と IOS XE の SNMP 処理に、命令を実行される弱点があります。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることIOS Software Checker で修正版を調べて更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2017-6737
製品Cisco IOS and IOS XE Software
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-03-03
米国政府機関の対応期限2022-03-24
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-119(メモリバッファの範囲の制限の不備)

何が起きた

Cisco IOS and IOS XE Software の SNMP(ネットワーク機器を監視・管理するしくみ)の処理に、バッファオーバーフローの弱点が見つかりました。細工した SNMP の通信を送られると、任意のコード(攻撃者が好きに選べる命令)を実行されて機器を完全に乗っ取られるか、再起動させられるおそれがあります。攻撃者はネットワーク経由で攻撃できますが、SNMP の読み取り用のコミュニティ文字列(SNMP のパスワードのようなもの)か、SNMP バージョン3 のログイン情報を知っている必要があります。実際の悪用も確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がコミュニティ文字列などを入手する → 2. 細工した SNMP の通信を機器に送る → 3. バッファオーバーフローが起きる → 4. 機器が乗っ取られるか再起動する1攻撃者がコミュニティ文字列などを入手する2細工した SNMP の通信を機器に送る3バッファオーバーフローが起きる4機器が乗っ取られるか再起動する攻撃の流れ: 1. 攻撃者がコミュニティ文字列などを入手する → 2. 細工した SNMP の通信を機器に送る → 3. バッファオーバーフローが起きる → 4. 機器が乗っ取られるか再起動する1攻撃者がコミュニティ文字列などを入手する2細工した SNMP の通信を機器に送る3バッファオーバーフローが起きる4機器が乗っ取られるか再起動する攻撃の流れ: 1. 攻撃者がコミュニティ文字列などを入手する → 2. 細工した SNMP の通信を機器に送る → 3. バッファオーバーフローが起きる → 4. 機器が乗っ取られるか再起動する1攻撃者がコミュニティ文字列などを入手する2細工した SNMP の通信を機器に送る3バッファオーバーフローが起きる4機器が乗っ取られるか再起動する

誰が影響を受ける

Cisco IOS and IOS XE Software を使い、SNMP を有効にしている Cisco の機器が対象です。Cisco は、影響する MIB(SNMP で読み書きできる情報の一覧)を除外していない機器は、すべて影響を受けると考えるべきだとしています。影響を受けるバージョンと修正版は、Cisco IOS Software Checker で確認できます。

何をすればいい

Cisco IOS Software Checker で修正版を調べ、ソフトウェアを更新してください。すぐに更新できない場合は、SNMP を使えるのを信頼できる利用者だけにし、snmp-server view コマンドで影響する MIB を除外する回避策があります。show snmp host コマンドで SNMP の状態を見張ることも、Cisco はすすめています。あわせて公式の案内も確認してください。

やることチェックリスト

  • IOS Software Checker で修正版を調べて更新する
  • snmp-server view で影響する MIB を除外する
  • SNMP を使える相手を信頼できる利用者に限る

用語メモ

SNMP 用語集で見る
ネットワーク機器の状態を監視したり、設定を読み書きしたりするための通信のしくみです。
バッファオーバーフロー 用語集で見る
決められた大きさの入れ物(メモリ)に、それより大きなデータを書き込んであふれさせてしまう弱点です。
コミュニティ文字列 用語集で見る
SNMP のバージョン1 や 2c で使われる、パスワードのような合言葉です。
MIB 用語集で見る
SNMP で読み書きできる、機器の情報の項目をまとめた一覧です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Cisco IOS and IOS XE Software SNMP Remote Code Execution Vulnerability

概要

The Simple Network Management Protocol (SNMP) subsystem of Cisco IOS and IOS XE contains a vulnerability that could allow an authenticated, remote attacker to remotely execute code.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る