• ひとことでSamba のファイル共有で、攻撃者のプログラムを動かされる弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることSamba を 4.6.4、4.5.10、4.4.14 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2017-7494
製品Samba Samba
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2023-03-30
米国政府機関の対応期限2023-04-20
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-94(コードインジェクション)

何が起きた

ファイル共有のソフト Samba で、悪意のある利用者(クライアント)が、書き込みできる共有フォルダーに共有ライブラリーを置き、それをサーバーに読み込ませて動かせる弱点が見つかりました。ログインしていない攻撃者が、ネットワーク経由で、利用者の操作なしに悪用できると評価されています。CISA の一覧に載っており、実際の悪用が確認されていて、ランサムウェアでの悪用も知られています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が書き込みできる共有を見つける → 2. 共有ライブラリーを置く → 3. サーバーにそれを読み込ませる → 4. 攻撃者のプログラムが動く1攻撃者が書き込みできる共有を見つける2共有ライブラリーを置く3サーバーにそれを読み込ませる4攻撃者のプログラムが動く攻撃の流れ: 1. 攻撃者が書き込みできる共有を見つける → 2. 共有ライブラリーを置く → 3. サーバーにそれを読み込ませる → 4. 攻撃者のプログラムが動く1攻撃者が書き込みできる共有を見つける2共有ライブラリーを置く3サーバーにそれを読み込ませる4攻撃者のプログラムが動く攻撃の流れ: 1. 攻撃者が書き込みできる共有を見つける → 2. 共有ライブラリーを置く → 3. サーバーにそれを読み込ませる → 4. 攻撃者のプログラムが動く1攻撃者が書き込みできる共有を見つける2共有ライブラリーを置く3サーバーにそれを読み込ませる4攻撃者のプログラムが動く

誰が影響を受ける

Samba を使ってファイル共有をしている組織や人が対象です。NVD の説明では、Samba 3.5.0 以降で、4.6.4、4.5.10、4.4.14 より前のものが影響を受けるとされています。

何をすればいい

Samba 4.6.4、4.5.10、4.4.14 の修正版か、それ以降に更新されているか確認してください。Samba は、すぐ更新できない場合の回避策として、smb.conf の [global] に nt pipe support = no を加えて smbd を再起動する方法を案内しています(Windows の利用者の一部の機能が使えなくなることがあります)。詳しくは、Samba の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • Samba を 4.6.4、4.5.10、4.4.14 以降に更新する
  • 更新できなければ nt pipe support = no を設定する
  • 設定の後に smbd を再起動する

用語メモ

Samba
Linux などで、Windows と同じ方法のファイル共有をできるようにするソフトです。
共有ライブラリー
複数のプログラムから読み込んで使える、部品のようなプログラムのファイルです。
ランサムウェア 用語集で見る
ファイルを使えなくして、元に戻す代わりにお金を要求する悪いプログラムです。
回避策 用語集で見る
修正版をすぐ入れられないときに、弱点を突かれにくくするための一時的な対策です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Samba Remote Code Execution Vulnerability

概要

Samba contains a remote code execution vulnerability, allowing a malicious client to upload a shared library to a writable share and then cause the server to load and execute it.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る