- ひとことでApache Struts の設定のすき間を突かれ、外から命令を実行されるおそれがある弱点です。
- 深刻度8.1 重要CVSS v3.1
- まずやることStruts を 2.3.35 か 2.5.17 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2018-11776 |
|---|---|
| 製品 | Apache Struts |
| 深刻度(CVSS) | 8.1 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2021-11-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-05-03 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-20(入力の確認の不備) |
何が起きた
Web アプリを作るための部品 Apache Struts に、攻撃者が外からプログラムを実行できる可能性がある弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログイン不要、利用者の操作も不要で攻撃できます。alwaysSelectFullNamespace という設定が有効で、上位の package に namespace(アクションの住所のような区切り)が無いかワイルドカードになっている、などの条件がそろうと起きます。url タグに value や action が設定されていない場合にも、同じことが起こりえます。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Apache Struts を使った Web アプリを運用している組織が対象です。NVD の説明では 2.3 から 2.3.34 と 2.5 から 2.5.16、Apache の勧告(S2-057)では Struts 2.0.4 から 2.3.34 と 2.5.0 から 2.5.16 が影響を受けるとされています。Convention Plugin などのプラグインによって alwaysSelectFullNamespace が有効になっている場合もあります。
何をすればいい
Apache は、Struts 2.3.35 か 2.5.17 以降に更新するよう案内しています。この2つの版はセキュリティの修正だけを含みます。すぐに更新できない場合の一時的な回避策として、すべての package に namespace を設定することなどが示されていますが、Apache は弱い回避策としており、できるだけ早い更新を求めています。公式の案内を確認し、古いバージョンが使われていないか確認してください。
やることチェックリスト
- Struts を 2.3.35 か 2.5.17 以降に更新する
- すべての package に namespace を設定する
- url タグに value か action を設定する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Apache Struts Remote Code Execution Vulnerability
概要
Apache Struts contains a vulnerability that allows for remote code execution under two circumstances. One, where the alwaysSelectFullNamespace option is true and the value isn't set for a result defined in underlying configurations and in same time, its upper package configuration have no or wildcard namespace. Or, using URL tag which doesn't have value and action set and in same time, its upper package configuration have no or wildcard namespace.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る