- ひとことでSpring Data Commons で、細工したリクエストからプログラムを実行される弱点です。
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやることSpring Data Commons の版を確かめる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2018-1273 |
|---|---|
| 製品 | VMware Tanzu Spring Data Commons |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-03-25 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-04-15 |
| ランサムウェアでの悪用 | 悪用が確認されている |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-94(コードインジェクション) |
何が起きた
Java の部品である Spring Data Commons に、受け取った値を項目に結び付ける処理(プロパティバインダー)の弱点が見つかりました。特別な記号をきちんと無害化していないため、攻撃者が細工したリクエストのパラメータを送ると、サーバー上で任意のプログラムを実行される(リモートコード実行)おそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインしていない攻撃者でも悪用できるとされています。実際の悪用が確認されており、ランサムウェア攻撃での悪用も知られています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Spring Data Commons を使い、Spring Data REST で公開している HTTP の窓口や、Spring Data の投影(projection)を使ったリクエストの受け取りをしているアプリが対象です。Spring の公式情報では、2.0.0.RELEASE から 2.0.5.RELEASE と、1.13.10.RELEASE 以前が影響を受けます。サポートが終わった古いバージョンも影響を受けると NVD は説明しています。
何をすればいい
使っている系列に合わせて、2.0.6.RELEASE 以降、または 1.13.11.RELEASE 以降に更新されているか確認してください。Spring の公式情報では、修正版への更新以外の対策は必要ないとしています。なお、Spring Security で窓口に認証と認可をかけていれば、悪用できる人はアクセスを許された利用者に限られるとも書かれています。あわせて VMware Tanzu(Spring)の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- Spring Data Commons の版を確かめる
- 2.0.6.RELEASE 以降に更新する
- 1.13 系は 1.13.11.RELEASE 以降に更新する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
VMware Tanzu Spring Data Commons Property Binder Vulnerability
概要
Spring Data Commons contains a property binder vulnerability which can allow an attacker to perform remote code execution.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る