- ひとことでKaseya VSA で、権限のない攻撃者が管理下の全端末に命令を送り込める弱点です。
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやることKinstall で版に合ったパッチを当てる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2018-20753 |
|---|---|
| 製品 | Kaseya Virtual System/Server Administrator (VSA) |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-04-13 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-05-04 |
| ランサムウェアでの悪用 | 悪用が確認されている |
| 弱点の種類(CWE) | 不明 |
何が起きた
Kaseya のリモート管理製品 VSA に、権限を持たない攻撃者が離れた場所から、VSA が管理しているすべての端末で PowerShell の命令(ペイロード)を実行できてしまう弱点が見つかりました。NVD の説明によると、2018年1月に実際の攻撃で悪用されており、CISA も悪用を確認しています。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインも利用者の操作もなしに悪用できるとされています。ランサムウェアでの悪用も確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
自社のサーバーで Kaseya VSA を動かしている(オンプレミスの)組織と、その VSA で管理されているパソコンやサーバーが影響を受けます。NVD によると、R9.3 では 9.3.0.35 より前、R9.4 では 9.4.0.36 より前、R9.5 では 9.5.0.5 より前が対象です。Kaseya によると、SaaS とホスト型の VSA にはすでに修正が適用されています。
何をすればいい
Kaseya は、オンプレミスの利用者に、VSA サーバーに入っている Kinstall(Kinstall.exe)を実行して、使っている版に合ったパッチ(R9.5 は 9.5.0.5、R9.4 は 9.4.0.36、R9.3 は 9.3.0.35)をすぐ当てるよう強く勧めています。R9.2 以前を使っている場合は、9.3 以上へ更新するよう勧めています。あわせて、パスワードの変更や多要素認証などでアカウントを守ること、被害を受けていないかを Kaseya の Agent Procedures で調べることも勧めています。メーカーの公式の案内も確認してください。
やることチェックリスト
- Kinstall で版に合ったパッチを当てる
- R9.2 以前なら 9.3 以上に更新する
- パスワードを変え、多要素認証を使う
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Kaseya VSA Remote Code Execution Vulnerability
概要
Kaseya VSA RMM allows unprivileged remote attackers to execute PowerShell payloads on all managed devices.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る