- ひとことでSierra Wireless の通信機器で、危険なファイルを置かれてしまう弱点
- 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
- まずやることES450 は ALEOS 4.9.4.p09 に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2018-4063 |
|---|---|
| 製品 | Sierra Wireless AirLink ALEOS |
| 深刻度(CVSS) | 8.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2025-12-12 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2026-01-02 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-434(危険な種類のファイルのアップロードの制限なし) |
何が起きた
Sierra Wireless の通信機器向けソフト AirLink ALEOS の upload.cgi という機能で、細工した HTTP のリクエストによって、実行できるファイルをウェブサーバーに置かれてしまう弱点が見つかりました。置かれたファイルは外から呼び出せるため、遠隔からプログラムを実行されるおそれがあります。ネットワーク経由で悪用できますが、攻撃者はログイン済みである必要があります。実際に悪用が確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
NVD の説明では、Sierra Wireless AirLink ES450 FW 4.9.3 が影響を受けるとされています。米国 CISA の制御システム向け勧告では、この脆弱性を含む一連の問題について、ES450 と GX450 は 4.9.4 より前、LS300、GX400、GX440、ES440 は 4.4.9 より前、MP70、MP70E、RV50、RV50X、LX40、LX60 は 4.12 より前の ALEOS が対象とされています。CISA の KEV では、製品がすでにサポート終了の可能性もあるとされています。
何をすればいい
Sierra Wireless の公式の案内を確認し、ALEOS を更新してください。CISA の勧告では、GX450 と ES450 は ALEOS 4.9.4.p09、LS300、GX400、GX440、ES440 は ALEOS 4.4.9、MP70 などは ALEOS 4.12 への更新が案内されています。あわせて、利用者アカウントに強いパスワードを設定し、管理画面 ACEmanager には HTTPS だけで接続するよう案内されています。CISA の KEV では、更新や対策ができない場合は使用をやめるよう求めています。
やることチェックリスト
- ES450 は ALEOS 4.9.4.p09 に更新する
- 利用者アカウントに強いパスワードを設定する
- ACEmanager には HTTPS だけで接続する
用語メモ
- ALEOS
- Sierra Wireless の AirLink という通信機器(ルーターなど)で動く、専用のソフトです。
- ACEmanager
- AirLink の機器を設定するための、ブラウザーで開く管理画面です。
- HTTPS
- ウェブの通信を暗号化して、盗み見や書き換えを防ぐ方式です。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(source.sierrawireless.com)
- メーカー等の情報(source.sierrawireless.com)
- 公式の対策の出典(cisa.gov)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Sierra Wireless AirLink ALEOS Unrestricted Upload of File with Dangerous Type Vulnerability
概要
Sierra Wireless AirLink ALEOS contains an unrestricted upload of file with dangerous type vulnerability. A specially crafted HTTP request can upload a file, resulting in executable code being uploaded, and routable, to the webserver. An attacker can make an authenticated HTTP request to trigger this vulnerability. The impacted product could be end-of-life (EoL) and/or end-of-service (EoS). Users should discontinue product utilization.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る