• ひとことでWeb ページを表示する部品 MSHTML に、任意のコードを実行される弱点があります。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやること2019年1月の Windows と Office の更新を適用する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2019-0541
製品Microsoft MSHTML
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2022-05-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-77(コマンドインジェクション)

何が起きた

Internet Explorer や Office などが使う表示の部品 MSHTML が、入力を正しく確かめないため、リモートコード実行ができる弱点が見つかりました。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインなしに悪用できますが、被害者の操作が必要です。この弱点は、実際の攻撃での悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した内容を用意する → 2. 利用者の操作でその内容が読み込まれる → 3. MSHTML が入力を正しく確かめない → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工した内容を用意する2利用者の操作でその内容が読み込まれる3MSHTML が入力を正しく確かめない4攻撃者のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した内容を用意する → 2. 利用者の操作でその内容が読み込まれる → 3. MSHTML が入力を正しく確かめない → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工した内容を用意する2利用者の操作でその内容が読み込まれる3MSHTML が入力を正しく確かめない4攻撃者のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した内容を用意する → 2. 利用者の操作でその内容が読み込まれる → 3. MSHTML が入力を正しく確かめない → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工した内容を用意する2利用者の操作でその内容が読み込まれる3MSHTML が入力を正しく確かめない4攻撃者のコードが実行される

誰が影響を受ける

Microsoft の更新情報によると、Internet Explorer 9、Internet Explorer 10、Internet Explorer 11 と、Office 2010 Service Pack 2、Office 2013 Service Pack 1、Office 2016、Office 2019、Office 365 ProPlus、Office Word Viewer、Excel Viewer 2007 Service Pack 3 が対象です。

何をすればいい

2019年1月8日に公開された Microsoft のセキュリティ更新プログラムを適用してください。例えば Office 2016 は KB4022162、Office 2013 は KB3172522、Office 2010 は KB2553332 です。Office 2019 と Office 365 ProPlus は、クイック実行の仕組みで更新されます。Internet Explorer の更新は Windows の版ごとに違うため、Microsoft の公式の案内で確認してください。

やることチェックリスト

  • 2019年1月の Windows と Office の更新を適用する
  • Office 2016 に KB4022162 が入っているか確認する
  • Office 365 ProPlus をクイック実行で最新にする

用語メモ

MSHTML 用語集で見る
Internet Explorer などで Web ページの中身を読み取り、表示するための Windows の部品です。
リモートコード実行 用語集で見る
離れた場所にいる攻撃者が、対象の機器で自分の用意したプログラムを動かせてしまうことです。
クイック実行 用語集で見る
Office をインターネット経由で配信し、自動で最新の状態に更新する仕組みです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft MSHTML Remote Code Execution Vulnerability

概要

Microsoft MSHTML engine contains an improper input validation vulnerability that allows for remote code execution vulnerability.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る