• ひとことでFirefox と Thunderbird で、安全な囲いの外へ抜け出されるおそれがある弱点です。
  • 深刻度10.0 緊急CVSS v3.1
  • まずやることFirefox を 67.0.4 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2019-11708
製品Mozilla Firefox and Thunderbird
深刻度(CVSS)10.0 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-05-23
米国政府機関の対応期限2022-06-13
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-20(入力の確認の不備)

何が起きた

Mozilla の Firefox と Thunderbird で、内部の処理どうしがやり取りする Prompt:Open というメッセージの中身の確認が足りず、乗っ取られた子の処理が、サンドボックス(安全な囲い)の外にある親の処理に、好きな Web の内容を開かせられる弱点が見つかりました。実際に悪用されたことが確認されています。Mozilla によると、ほかの脆弱性と組み合わせると、利用者のパソコンで任意の(攻撃者が好きに選べる)コードを実行される可能性があります。NVD の評価では、攻撃者はログイン不要でネットワーク経由から狙えます。なお Mozilla によると、Thunderbird ではメールを読むときにスクリプトが無効になっているため、ふつうはメール経由では悪用できませんが、ブラウザーのような使い方では危険があります。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が子の処理を乗っ取る → 2. Prompt:Open で親の処理に指示する → 3. 親の処理が好きな内容を開く → 4. 他の弱点と組み合わせて悪用する1攻撃者が子の処理を乗っ取る2Prompt:Open で親の処理に指示する3親の処理が好きな内容を開く4他の弱点と組み合わせて悪用する攻撃の流れ: 1. 攻撃者が子の処理を乗っ取る → 2. Prompt:Open で親の処理に指示する → 3. 親の処理が好きな内容を開く → 4. 他の弱点と組み合わせて悪用する1攻撃者が子の処理を乗っ取る2Prompt:Open で親の処理に指示する3親の処理が好きな内容を開く4他の弱点と組み合わせて悪用する攻撃の流れ: 1. 攻撃者が子の処理を乗っ取る → 2. Prompt:Open で親の処理に指示する → 3. 親の処理が好きな内容を開く → 4. 他の弱点と組み合わせて悪用する1攻撃者が子の処理を乗っ取る2Prompt:Open で親の処理に指示する3親の処理が好きな内容を開く4他の弱点と組み合わせて悪用する

誰が影響を受ける

60.7.2 より前の Firefox ESR、67.0.4 より前の Firefox、60.7.2 より前の Thunderbird を使っている人が対象です。

何をすればいい

Firefox は 67.0.4 以降、Firefox ESR は 60.7.2 以降、Thunderbird は 60.7.2 以降に更新されているか確認してください。公式の案内を確認して対応してください。

やることチェックリスト

  • Firefox を 67.0.4 以降に更新する
  • Firefox ESR を 60.7.2 以降に更新する
  • Thunderbird を 60.7.2 以降に更新する

用語メモ

サンドボックス 用語集で見る
プログラムを決められた囲いの中だけで動かし、外に悪さができないようにする仕組みです。
Firefox ESR
企業などで長く使えるように、機能の変更を少なくして提供されている Firefox の版です。

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公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Mozilla Firefox and Thunderbird Sandbox Escape Vulnerability

概要

Mozilla Firefox and Thunderbird contain a sandbox escape vulnerability that could result in remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る