• ひとことで監視ソフト Nagios XI で、プラグインを書き換えて最高権限で命令を実行できる弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることNagios XI を 5.6.6 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2019-15949
製品Nagios Nagios XI
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2022-05-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-78(OSコマンドインジェクション)

何が起きた

監視ソフトの Nagios XI で、システムの設定情報(プロファイル)をダウンロードするときに最高権限(root)で動く getprofile.sh という処理が、nagios という利用者が書き換えられる check_plugin というプログラムを実行してしまう弱点が見つかりました。このため check_plugin に悪意のある命令を書き込まれると、その命令が root で実行されます。CISA によると、この弱点は実際に悪用されています。NVD の評価では、攻撃者はネットワーク経由で悪用できますが、一般利用者程度の権限(ログイン)が必要です。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がプラグインを変更できる立場を得る → 2. check_plugin に悪意のある命令を書き込む → 3. プロファイルのダウンロードを実行させる → 4. 命令が root の権限で実行される1攻撃者がプラグインを変更できる立場を得る2check_plugin に悪意のある命令を書き込む3プロファイルのダウンロードを実行させる4命令が root の権限で実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者がプラグインを変更できる立場を得る → 2. check_plugin に悪意のある命令を書き込む → 3. プロファイルのダウンロードを実行させる → 4. 命令が root の権限で実行される1攻撃者がプラグインを変更できる立場を得る2check_plugin に悪意のある命令を書き込む3プロファイルのダウンロードを実行させる4命令が root の権限で実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者がプラグインを変更できる立場を得る → 2. check_plugin に悪意のある命令を書き込む → 3. プロファイルのダウンロードを実行させる → 4. 命令が root の権限で実行される1攻撃者がプラグインを変更できる立場を得る2check_plugin に悪意のある命令を書き込む3プロファイルのダウンロードを実行させる4命令が root の権限で実行される

誰が影響を受ける

Nagios XI 5.6.6 より前を使っている組織が影響を受けます。NVD の説明によると、悪用には、サーバーに nagios 利用者として入れること、またはプラグインを変更できる権限を持つ利用者(管理者など)としてウェブ画面にログインしていることが必要です。

何をすればいい

Nagios XI を 5.6.6 以降に更新されているか確認してください。Nagios の変更履歴では、5.6.6(2019年8月20日)で Profile の機能と getprofile.sh の権限昇格の弱点(CVE-2019-15949)を直したと書かれています。公式の案内を確認し、古いバージョンが使われていないか確認することも大切です。

やることチェックリスト

  • Nagios XI を 5.6.6 以降に更新する
  • 使っている Nagios XI の版を確かめる
  • 更新後に版が 5.6.6 以降か確かめる

用語メモ

root 用語集で見る
Linux などで、すべての操作ができる最高権限の利用者のことです。
プラグイン 用語集で見る
ソフトに後から機能を付け足すための小さなプログラムです。Nagios XI では監視のための確認処理に使われます。
権限昇格 用語集で見る
本来持っていない、より強い権限を手に入れてしまうことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Nagios XI Remote Code Execution Vulnerability

概要

Nagios XI contains a remote code execution vulnerability in which a user can modify the check_plugin executable and insert malicious commands to execute as root.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る