- ひとことでjQuery で、細工した HTML から不正なスクリプトが動く弱点
- 深刻度6.1 警告CVSS v3.1
- まずやることサイトで使う jQuery の版を確認する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2020-11023 |
|---|---|
| 製品 | JQuery JQuery |
| 深刻度(CVSS) | 6.1 警告CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N |
| KEVへの追加日 | 2025-01-23 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-02-13 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-79(クロスサイトスクリプティング) |
何が起きた
ウェブページ作りでよく使われる部品の jQuery に、クロスサイトスクリプティング(XSS)の弱点が見つかりました。信頼できない相手からの option 要素を含む HTML を、無害化した後でも .html() や .append() などの jQuery の機能に渡すと、利用者のブラウザで不正なコードが動くおそれがあります。NVD の評価では、攻撃者はネットワーク経由で、ログインなしで悪用できますが、利用者の操作が必要とされています。CISA は実際の悪用を確認しています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
jQuery の 1.0.3 以上、3.5.0 より前のバージョンを使っているウェブサイトやウェブアプリが対象です。jQuery は多くの製品に組み込まれているため、自分で直接入れていなくても使われていることがあります。
何をすればいい
jQuery を 3.5.0 以降に更新してください。すぐに更新できない場合、jQuery の勧告では、DOMPurify の SAFE_FOR_JQUERY という設定で HTML を無害化してから jQuery に渡す方法が示されています。jQuery の 3.5 への移行ガイドなど、公式の案内も確認してください。
やることチェックリスト
- サイトで使う jQuery の版を確認する
- jQuery を 3.5.0 以降に更新する
- 更新できない間は DOMPurify で無害化する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(blog.jquery.com)
- 公式の対策の出典(github.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
JQuery Cross-Site Scripting (XSS) Vulnerability
概要
JQuery contains a persistent cross-site scripting (XSS) vulnerability. When passing maliciously formed, untrusted input enclosed in HTML tags, JQuery's DOM manipulators can execute untrusted code in the context of the user's browser.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る