- ひとことでApache Struts で、入力の扱い方しだいで遠くからプログラムを動かされる弱点
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやることStruts を 2.5.26 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2020-17530 |
|---|---|
| 製品 | Apache Struts |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2021-11-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-05-03 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-917(式言語インジェクション) |
何が起きた
Java でウェブアプリを作るための部品 Apache Struts で、タグの属性に強制的な OGNL 評価を使い、利用者が送った値をそのまま評価している場合に、リモートコード実行のおそれがある弱点が見つかりました。Apache の勧告によると、一部のタグの属性で式が二重に評価されてしまうことが原因です。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインなしに、利用者の操作なしで悪用できるとされています。CISA は、実際に悪用が確認されたとして KEV に載せています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Apache の勧告によると、Struts 2.0.0 から Struts 2.5.25 までが影響を受けます。これらのバージョンで作ったウェブアプリを動かしている組織が対象で、特にタグの属性で利用者の入力に強制的な OGNL 評価を使っているアプリが危険です。
何をすればいい
Apache の勧告に従い、Struts 2.5.26 以降に更新してください。あわせて、確かめていない利用者の入力に対して、タグの属性で強制的な OGNL 評価を使わないようにします。Apache は、セキュリティガイドの推奨に従うよう案内しています。最新の対応は公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- Struts を 2.5.26 以降に更新する
- 利用者の入力に強制的な OGNL 評価を使わないようにする
- Apache のセキュリティガイドに沿って作りを見直す
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Apache Struts Remote Code Execution Vulnerability
概要
Forced Object-Graph Navigation Language (OGNL) evaluation in Apache Struts, when evaluated on raw user input in tag attributes, can lead to remote code execution.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る