- ひとことでTP-Link の中継機が、ログインなしで初期化され乗っ取られる弱点です
- 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
- まずやること中継機のハードウェアバージョンを確かめる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2020-24363 |
|---|---|
| 製品 | TP-Link TL-WA855RE |
| 深刻度(CVSS) | 8.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2025-09-02 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-09-23 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-306(重要な機能での認証の欠如) |
何が起きた
TP-Link の無線 LAN 中継機 TL-WA855RE で、大事な機能にログインの確認がない弱点が見つかりました。攻撃者は TDDP_RESET という命令を送るだけで機器を工場出荷時の状態に戻して再起動させ、その後に新しい管理者パスワードを設定して機器を自分のものにできます。この弱点は実際の攻撃に使われたことが確認されています。同じネットワーク内から、ログイン不要の攻撃者が悪用できるとされています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
TL-WA855RE を使っている家庭や組織です。NVD の説明では、ハードウェアバージョン V5 のファームウェア 20200415-rel37464 が対象とされています。ほかのファームウェアが影響を受けるかどうかは、このデータからは不明です。
何をすればいい
TP-Link の V5 向けダウンロードページでは、20200415 より新しいファームウェアが公開されています(いちばん新しいのは 1.0.13 Build 231115)。ただし、どのファームウェアでこの弱点が直ったかは、ページに書かれていません。CISA は、対象の製品はサポートが終わっている可能性があり、対策がなければ使用をやめるよう呼びかけています。お使いの機器のハードウェアバージョンを確かめ、TP-Link の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- 中継機のハードウェアバージョンを確かめる
- TP-Link のサイトから最新ファームウェアを入れる
- 対策できない場合は中継機の使用をやめる
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(tp-link.com)
- メーカー等の情報(tp-link.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(tp-link.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
TP-link TL-WA855RE Missing Authentication for Critical Function Vulnerability
概要
TP-link TL-WA855RE contains a missing authentication for critical function vulnerability. This vulnerability could allow an unauthenticated attacker (on the same network) to submit a TDDP_RESET POST request for a factory reset and reboot. The attacker can then obtain incorrect access control by setting a new administrative password. The impacted products could be end-of-life (EoL) and/or end-of-service (EoS). Users should discontinue product utilization.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る