- ひとことでCisco IOS XR で、細工した通信によりルーターの処理を止められる弱点です。
- 深刻度8.6 重要CVSS v3.1
- まずやることshow igmp interface で設定の有無を確かめる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2020-3569 |
|---|---|
| 製品 | Cisco IOS XR |
| 深刻度(CVSS) | 8.6 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:N/I:N/A:H |
| KEVへの追加日 | 2021-11-03 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-05-03 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-400(制御されないリソースの消費) |
何が起きた
Cisco IOS XR の DVMRP という機能で、IGMP の通信の扱いに不備があり、細工した IGMP の通信を送られると、IGMP の処理がすぐに止まったり、メモリを使い果たして止まったりする弱点が見つかりました。メモリが足りなくなると、経路を決める処理など、ほかの処理も不安定になるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインしていない攻撃者が、利用者の操作なしに悪用できます。CISA は実際に悪用されたことを確認しており、Cisco も悪用の試みを把握しています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Cisco によると、マルチキャストの経路設定の下に有効なインターフェースがあり、DVMRP の通信を受け取っている Cisco IOS XR の機器は、どのリリースでも影響を受けます。show igmp interface コマンドの結果が空なら、マルチキャストの経路設定は無効で、影響を受けません。
何をすればいい
Cisco のセキュリティ情報に従い、使っているリリースと機種に合った SMU(修正プログラム)を適用してください。回避策はありませんが、Cisco は軽減策として、ACL で DVMRP の通信を受け付けないようにする方法と、IGMP の通信量を制限する方法を挙げています。メーカーの公式の案内も確認してください。
やることチェックリスト
- show igmp interface で設定の有無を確かめる
- リリースに合った SMU を適用する
- ACL で DVMRP の通信を受け付けないようにする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Cisco IOS XR Software DVMRP Memory Exhaustion Vulnerability
概要
Cisco IOS XR Distance Vector Multicast Routing Protocol (DVMRP) incorrectly handles Internet Group Management Protocol (IGMP) packets. Exploitation could allow an unauthenticated, remote attacker to immediately crash the IGMP process or make it consume available memory and eventually crash.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る