• ひとことでLiferay Portal で、外から送られたデータからコードを実行されてしまう弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることLiferay Portal を 7.2.1 CE GA2 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2020-7961
製品Liferay Liferay Portal
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2022-05-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-502(信頼できないデータのデシリアライズ)

何が起きた

Liferay Portal に、外から受け取ったデータを安全か確かめないまま逆シリアル化(プログラムで使える形に戻すこと)してしまう弱点が見つかりました。NVD の説明によると、JSONWS(JSON web services)を通じて、攻撃者が任意のコード(攻撃者が好きに選べるプログラム)を実行できます。CISA の KEV に載っており、実際の悪用が確認されています。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインなどの権限なしに悪用できるとされています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したデータを用意する → 2. JSONWS を通じてサーバーに送る → 3. サーバーがデータを逆シリアル化する → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工したデータを用意する2JSONWS を通じてサーバーに送る3サーバーがデータを逆シリアル化する4攻撃者のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したデータを用意する → 2. JSONWS を通じてサーバーに送る → 3. サーバーがデータを逆シリアル化する → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工したデータを用意する2JSONWS を通じてサーバーに送る3サーバーがデータを逆シリアル化する4攻撃者のコードが実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したデータを用意する → 2. JSONWS を通じてサーバーに送る → 3. サーバーがデータを逆シリアル化する → 4. 攻撃者のコードが実行される1攻撃者が細工したデータを用意する2JSONWS を通じてサーバーに送る3サーバーがデータを逆シリアル化する4攻撃者のコードが実行される

誰が影響を受ける

NVD の説明によると、Liferay Portal の 7.2.1 CE GA2 より前の版を使っている組織が対象です。

何をすればいい

NVD の説明では 7.2.1 CE GA2 より前が影響を受けるため、Liferay Portal が 7.2.1 CE GA2 以降に更新されているか確認します。あわせて、Liferay の公式の案内(既知の脆弱性の一覧)を確認し、その案内に従って更新や対策をしてください。

やることチェックリスト

  • Liferay Portal を 7.2.1 CE GA2 以降に更新する
  • 使っている Liferay Portal の版を確認する
  • Liferay の案内に従って更新や対策をする

用語メモ

逆シリアル化 用語集で見る
送られてきたデータを、プログラムの中で使えるデータの形に戻す処理のことです。中身を確かめずに戻すと、攻撃に使われることがあります。
JSONWS
Liferay Portal の機能を、JSON という形式のデータでネットワーク越しに呼び出すための仕組みです。
任意のコード 用語集で見る
攻撃者が好きに選んで実行させることができるプログラムのことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Liferay Portal Deserialization of Untrusted Data Vulnerability

概要

Liferay Portal contains a deserialization of untrusted data vulnerability that allows remote attackers to execute code via JSON web services.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る