• ひとことでZyxel の NAS で、ログインなしに外から命令を実行される弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることNAS326 などを更新版ファームウェアにする

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2020-9054
製品Zyxel Multiple Network-Attached Storage (NAS) Devices
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-03-25
米国政府機関の対応期限2022-04-15
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-78(OSコマンドインジェクション)

何が起きた

Zyxel のネットワークにつなぐ記憶装置(NAS)で、ログインを受け付ける weblogin.cgi が、利用者名の入力を正しく確かめていない弱点が見つかりました。入力に命令を紛れ込ませると、機器の上で任意の(攻撃者が好きに選べる)コードを実行され、root(最も強い権限)で動かされるおそれがあります。実際の悪用も確認されています。NVD の評価では、攻撃者はネットワーク経由で離れた場所から、ログインなしで悪用できます。NVD の説明では、機器に直接つながらなくても、機器に届くパソコンで Web サイトを見ただけで乗っ取られる場合があります。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した要求を NAS に送る → 2. weblogin.cgi の利用者名に命令が入る → 3. Web サーバーの権限で命令が動く → 4. root の権限で任意のコードが動く1攻撃者が細工した要求を NAS に送る2weblogin.cgi の利用者名に命令が入る3Web サーバーの権限で命令が動く4root の権限で任意のコードが動く攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した要求を NAS に送る → 2. weblogin.cgi の利用者名に命令が入る → 3. Web サーバーの権限で命令が動く → 4. root の権限で任意のコードが動く1攻撃者が細工した要求を NAS に送る2weblogin.cgi の利用者名に命令が入る3Web サーバーの権限で命令が動く4root の権限で任意のコードが動く攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した要求を NAS に送る → 2. weblogin.cgi の利用者名に命令が入る → 3. Web サーバーの権限で命令が動く → 4. root の権限で任意のコードが動く1攻撃者が細工した要求を NAS に送る2weblogin.cgi の利用者名に命令が入る3Web サーバーの権限で命令が動く4root の権限で任意のコードが動く

誰が影響を受ける

NVD の説明では、ファームウェア 5.21 を動かす NAS326、NAS520、NAS540、NAS542 が対象です。NSA210、NSA220、NSA220+、NSA221、NSA310、NSA310S、NSA320、NSA320S、NSA325、NSA325v2 も影響を受けますが、サポートが終わっている機種です。

何をすればいい

CVE の記録によると、Zyxel は NAS326、NAS520、NAS540、NAS542 向けに更新版のファームウェアを出しています。これらの機種は更新されているか確認してください。CVE の記録では、修正が出ない機種や、すぐに更新できない場合は、ファイアウォールなどで機器の管理画面(80/tcp と 443/tcp)への接続を止めてください。管理画面に接続できるパソコンは、インターネットにつながらないようにすることや、機器をインターネットに直接さらさないことも案内されています。公式の案内を確認し、古いバージョンが使われていないか確認してください。

やることチェックリスト

  • NAS326 などを更新版ファームウェアにする
  • 管理画面への 80/tcp と 443/tcp を遮断する
  • NAS をインターネットに直接さらさない

用語メモ

NAS 用語集で見る
ネットワークにつないで、複数のパソコンからファイルを保存・共有できる記憶装置です。
root 用語集で見る
Linux などで、すべての操作ができる最も強い権限を持つ利用者です。
ファームウェア 用語集で見る
機器の中に入っていて、機器を動かす基本のソフトウェアです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Zyxel Multiple NAS Devices OS Command Injection Vulnerability

概要

Multiple Zyxel network-attached storage (NAS) devices contain a pre-authentication command injection vulnerability, which may allow a remote, unauthenticated attacker to execute arbitrary code.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る