• ひとことでiPhone などのメールアプリで、細工したメールによりメモリーを壊される弱点
  • 深刻度4.3 警告CVSS v3.1
  • まずやることiPhone と iPad を iOS 13.5 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2020-9819
製品Apple iOS, iPadOS, and watchOS
深刻度(CVSS)4.3 警告CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:L
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2022-05-03
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-787(範囲外への書き込み)

何が起きた

Apple の iOS、iPadOS、watchOS のメールアプリに、メモリーの扱いの誤りが見つかりました。Apple によると、細工したメールを処理すると、ヒープ(作業用のメモリー)が壊れるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログイン不要の攻撃者が悪用できますが、利用者の何らかの操作が必要です。CISA によると、実際の悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したメールを送る → 2. メールアプリがそのメールを処理する → 3. ヒープが壊れる1攻撃者が細工したメールを送る2メールアプリがそのメールを処理する3ヒープが壊れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したメールを送る → 2. メールアプリがそのメールを処理する → 3. ヒープが壊れる1攻撃者が細工したメールを送る2メールアプリがそのメールを処理する3ヒープが壊れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工したメールを送る → 2. メールアプリがそのメールを処理する → 3. ヒープが壊れる1攻撃者が細工したメールを送る2メールアプリがそのメールを処理する3ヒープが壊れる

誰が影響を受ける

Apple の iPhone、iPad、Apple Watch でメールアプリを使っている人が対象です。Apple によると、iOS 13.5 と iPadOS 13.5、iOS 12.4.7、watchOS 6.2.5、watchOS 5.3.7 で修正されました。

何をすればいい

使っている端末の OS が、上の修正版以降に更新されているか確認してください。Apple の公式の案内を確認し、ソフトウェア・アップデートを適用してください。知らない相手からのメールには注意してください。

やることチェックリスト

  • iPhone と iPad を iOS 13.5 以降に更新する
  • 古い iPhone は iOS 12.4.7 以降に更新する
  • Apple Watch を watchOS 6.2.5 以降にする

用語メモ

ヒープ 用語集で見る
プログラムが動いている間に、必要に応じて使う作業用のメモリーの場所です。
ソフトウェア・アップデート 用語集で見る
OS やアプリを新しい版にして、問題を直す仕組みです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Apple iOS, iPadOS, and watchOS Memory Corruption Vulnerability

概要

Apple iOS, iPadOS, and watchOS Mail contains a memory corruption vulnerability that may allow heap corruption when processing a maliciously crafted mail message.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る