• ひとことでGoogle Chrome の画面表示の部品 Blink で、解放済みメモリを使ってしまう弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることGoogle Chrome を 89.0.4389.128 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2021-21206
製品Google Chromium Blink
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-11-03
米国政府機関の対応期限2021-11-17
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-416(解放済みメモリの使用)

何が起きた

Google Chrome の Blink(Web ページを画面に表示する部品)に、使い終わって解放したメモリをもう一度使ってしまう弱点(解放後使用)が見つかりました。細工した HTML ページを見せることで、メモリの中身を壊せる可能性があります。攻撃者はネットワーク経由でログインなしに悪用できますが、利用者がそのページを開く必要があります。Google は、この弱点を突く攻撃コードが実際に出回っているという報告を把握しているとしており、CISA も実際の悪用を確認しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを Chrome で開く → 3. Blink の解放後使用の弱点が突かれる → 4. メモリの中身が壊され悪用される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを Chrome で開く3Blink の解放後使用の弱点が突かれる4メモリの中身が壊され悪用される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを Chrome で開く → 3. Blink の解放後使用の弱点が突かれる → 4. メモリの中身が壊され悪用される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを Chrome で開く3Blink の解放後使用の弱点が突かれる4メモリの中身が壊され悪用される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML ページを用意する → 2. 利用者がそのページを Chrome で開く → 3. Blink の解放後使用の弱点が突かれる → 4. メモリの中身が壊され悪用される1攻撃者が細工した HTML ページを用意する2利用者がそのページを Chrome で開く3Blink の解放後使用の弱点が突かれる4メモリの中身が壊され悪用される

誰が影響を受ける

89.0.4389.128 より前の Google Chrome を使っている人や組織が対象です。CISA によると、Microsoft Edge や Opera など Chromium を使う他のブラウザにも影響する可能性があります。

何をすればいい

Google Chrome が 89.0.4389.128 以降に更新されているか確認してください。Microsoft Edge や Opera など Chromium を使う他のブラウザも、それぞれのメーカーの案内に従って更新してください。あわせて Google の公式の案内(Chrome Releases)を確認してください。

やることチェックリスト

  • Google Chrome を 89.0.4389.128 以降に更新する
  • Edge や Opera もメーカーの案内に従って更新する
  • Chrome の版が 89.0.4389.128 以上になったか確かめる

用語メモ

Blink
Chrome などで使われている、Web ページの内容を読み取って画面に表示するための部品です。
解放後使用 用語集で見る
使い終わって手放したメモリを、プログラムが誤ってまた使ってしまう不具合です。攻撃者に悪用されると、プログラムの動きを乗っ取られるおそれがあります。
Chromium 用語集で見る
Google が中心となって開発しているオープンソースのブラウザの土台で、Chrome や Microsoft Edge などがこれを元に作られています。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Google Chromium Blink Use-After-Free Vulnerability

概要

Google Chromium Blink contains a use-after-free vulnerability that allows a remote attacker to potentially exploit heap corruption via a crafted HTML page. This vulnerability could affect multiple web browsers that utilize Chromium, including, but not limited to, Google Chrome, Microsoft Edge, and Opera.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る