- ひとことでVeritas Backup Exec の Agent に、認証を通り抜けられるおそれのある弱点です。
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやることBackup Exec を 21.2 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2021-27877 |
|---|---|
| 製品 | Veritas Backup Exec Agent |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2023-04-07 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2023-04-28 |
| ランサムウェアでの悪用 | 悪用が確認されている |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-287(認証の不備) |
何が起きた
バックアップ用ソフト Veritas Backup Exec は複数の認証方法に対応しており、その1つの SHA 認証は今の製品では使われていないのに、無効にされずに残っていました。攻撃者はこの方法を悪用して Agent に不正にアクセスし、権限の高い命令を実行できるおそれがあります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインなしに、利用者の操作もなしで攻撃できるとされています。実際の悪用が確認されており、ランサムウェアの攻撃で使われたことも知られています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
CVE の記録と NVD によると、Veritas Backup Exec の 21.2 より前のバージョンを使っている組織が対象です。特に、Backup Exec の Agent を入れているサーバーやパソコンが影響を受けます。
何をすればいい
Veritas Backup Exec を 21.2 以降に更新されているか確認し、古ければ更新してください。メーカー(Veritas)の公式の案内も確認してください。同じ仕組みに関わる CVE-2021-27876 と CVE-2021-27878 もあわせて対策してください。
やることチェックリスト
- Backup Exec を 21.2 以降に更新する
- Backup Exec の今の版番号を調べる
- 関連する2件の CVE もあわせて直す
用語メモ
- Agent
- バックアップの対象となる機器に入れて、バックアップ用のサーバーとやり取りする小さなプログラムです。
- SHA 認証
- Backup Exec が使っていた接続相手の確認方法の1つです。
- ランサムウェア 用語集で見る
- データを使えなくして、元に戻す代わりにお金を要求する不正なプログラムです。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Veritas Backup Exec Agent Improper Authentication Vulnerability
概要
Veritas Backup Exec (BE) Agent contains an improper authentication vulnerability that could allow an attacker unauthorized access to the BE Agent via SHA authentication scheme.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る