• ひとことでSAP NetWeaver の Visual Composer で、危険なファイルを上げて命令を実行される弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることVisual Composer の版が 7.30〜7.50 か確かめる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2021-38163
製品SAP NetWeaver
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2022-06-09
米国政府機関の対応期限2022-06-30
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-23(相対パスによるパストラバーサル)

何が起きた

SAP NetWeaver(Visual Composer 7.0 RT)に、アップロードできるファイルの制限がない弱点が見つかりました。管理者ではないログイン済みの攻撃者が、悪意のあるファイルをネットワーク経由でアップロードして処理させると、Java Server のプロセスの権限で OS のコマンドを実行できます。これにより、サーバーの情報を読んだり書き換えたり、サーバーを止めたりできる可能性があります。NVD の評価では、ネットワーク経由で、一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が悪用でき、利用者の操作は不要です。実際の攻撃での悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者としてログインする → 2. 悪意のあるファイルをアップロードする → 3. サーバーにそのファイルを処理させる → 4. OS のコマンドを実行する1攻撃者が一般利用者としてログインする2悪意のあるファイルをアップロードする3サーバーにそのファイルを処理させる4OS のコマンドを実行する攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者としてログインする → 2. 悪意のあるファイルをアップロードする → 3. サーバーにそのファイルを処理させる → 4. OS のコマンドを実行する1攻撃者が一般利用者としてログインする2悪意のあるファイルをアップロードする3サーバーにそのファイルを処理させる4OS のコマンドを実行する攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般利用者としてログインする → 2. 悪意のあるファイルをアップロードする → 3. サーバーにそのファイルを処理させる → 4. OS のコマンドを実行する1攻撃者が一般利用者としてログインする2悪意のあるファイルをアップロードする3サーバーにそのファイルを処理させる4OS のコマンドを実行する

誰が影響を受ける

SAP NetWeaver(Visual Composer 7.0 RT)を使っている組織が対象です。NVD の説明と CVE の記録では、バージョン 7.30、7.31、7.40、7.50 が影響を受けます。修正されたバージョンは、このデータからは不明です。

何をすればいい

CVE の記録(SAP が登録)では、対策の参考として SAP Security Note 3084487 が挙げられています。メーカーの公式の案内(SAP Security Note)を確認し、案内に従って更新や対策をしてください。

やることチェックリスト

  • Visual Composer の版が 7.30〜7.50 か確かめる
  • SAP Security Note 3084487 を適用する
  • SAP の案内に従って更新や対策をする

用語メモ

SAP NetWeaver
SAP の業務システムを動かすための土台となるソフトウェアです。
アップロード 用語集で見る
手元のファイルを、ネットワークを通してサーバーへ送ることです。
SAP Security Note
SAP が出している、セキュリティの修正や対策の手順をまとめた文書です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

SAP NetWeaver Unrestricted File Upload Vulnerability

概要

SAP NetWeaver contains a vulnerability that allows unrestricted file upload.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る