• ひとことでFortiOS のコマンドで、中身を確かめずにファイルを取り込んでしまう弱点
  • 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることFortiOS を 7.0.3 などの修正版に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2021-44168
製品Fortinet FortiOS
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2021-12-10
米国政府機関の対応期限2021-12-24
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-494(改ざんの確認をしないコードのダウンロード)

何が起きた

Fortinet FortiOS の「execute restore src-vis」というコマンドが、ダウンロードするデータが正しいかを確かめずに取り込む弱点です。細工した更新パッケージを使うと、ログイン済みの攻撃者が機器に任意のファイルを置けるおそれがあります。NVD の評価では、機器上で(ローカル)、一般利用者程度の権限が必要です。Fortinet は、この弱点が悪用された事例を把握しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器にログインする → 2. 細工した更新パッケージを用意する → 3. コマンドでそれを取り込ませる → 4. 機器に任意のファイルが置かれる1攻撃者が機器にログインする2細工した更新パッケージを用意する3コマンドでそれを取り込ませる4機器に任意のファイルが置かれる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器にログインする → 2. 細工した更新パッケージを用意する → 3. コマンドでそれを取り込ませる → 4. 機器に任意のファイルが置かれる1攻撃者が機器にログインする2細工した更新パッケージを用意する3コマンドでそれを取り込ませる4機器に任意のファイルが置かれる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が機器にログインする → 2. 細工した更新パッケージを用意する → 3. コマンドでそれを取り込ませる → 4. 機器に任意のファイルが置かれる1攻撃者が機器にログインする2細工した更新パッケージを用意する3コマンドでそれを取り込ませる4機器に任意のファイルが置かれる

誰が影響を受ける

Fortinet によると、FortiOS 6.0.13 以前、6.2.9 以前、6.4.7 以前、7.0.2 以前が対象です。

何をすればいい

FortiOS を 6.0.14、6.2.10、6.4.8、7.0.3 以降に更新してください。Fortinet の勧告の題名によると、修正ではこのコマンドが取り除かれています。また Fortinet は、機器に見覚えのないファイルがないかや、不審な通信先への通信がないかを、勧告にある一覧と照らしてすぐに確かめるよう勧めています。詳しくは Fortinet の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • FortiOS を 7.0.3 などの修正版に更新する
  • 勧告の一覧で見覚えのないファイルを確認する
  • 勧告にある不審な通信先への通信を確認する

用語メモ

ローカル
ネットワーク越しではなく、その機器の上で直接操作することです。
更新パッケージ
ソフトや機能を新しくするためにまとめられたデータのかたまりです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Fortinet FortiOS Arbitrary File Download

概要

Fortinet FortiOS "execute restore src-vis" downloads code without integrity checking, allowing an attacker to arbitrarily download files.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る