- ひとことでiPhone や iPad のカーネルで、範囲外にデータを書き込める弱点です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることiPhone を iOS 16.1 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2022-42827 |
|---|---|
| 製品 | Apple iOS and iPadOS |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2022-10-25 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2022-11-15 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-20(入力の確認の不備) CWE-787(範囲外への書き込み) |
何が起きた
Apple の iOS と iPadOS のカーネル(OS の中心部分)に、決められた範囲の外にデータを書き込んでしまう弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。Apple によると、アプリがカーネルの権限で任意の(攻撃者が好きに選べる)コードを実行できるおそれがあり、Apple はこの弱点が実際に悪用された可能性があるという報告を把握しています。NVD の評価では、攻撃は端末の上で行われ、特別な権限は不要ですが、利用者が何かを操作する必要があります。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
iOS 16.1 と iPadOS 16 より前、および iOS 15.7.1 と iPadOS 15.7.1 より前の iPhone・iPad を使っている人が対象です。Apple によると、iOS 16.1 は iPhone 8 以降などが、iOS 15.7.1 は iPhone 6s 以降や iPod touch(第7世代)などが対象の更新です。なお、CVE の記録では、15 系の影響範囲が「15.7 より前」と書かれていますが、Apple のセキュリティ情報では iOS 15.7.1 と iPadOS 15.7.1 で修正されたとされています。
何をすればいい
iOS 16 系を使っている場合は iOS 16.1 と iPadOS 16 以降に、iOS 15 系を使っている場合は iOS 15.7.1 と iPadOS 15.7.1 以降に更新されているか確認し、まだなら更新してください。あわせて、Apple の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- iPhone を iOS 16.1 以降に更新する
- iOS 15 系なら iOS 15.7.1 以降に更新する
- iPad を iPadOS 15.7.1 か 16 以降に更新する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(support.apple.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Apple iOS and iPadOS Out-of-Bounds Write Vulnerability
概要
Apple iOS and iPadOS kernel contain an out-of-bounds write vulnerability which can allow an application to perform code execution with kernel privileges.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る