• ひとことで監視ツール Cacti で、ログインなしに命令を実行される弱点です。
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることCacti を 1.2.23 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2022-46169
製品Cacti Cacti
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2023-02-16
米国政府機関の対応期限2023-03-09
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-74(インジェクション)

何が起きた

ネットワーク機器などを監視するツール Cacti の remote_agent.php というファイルに、送信元の IP アドレスの確かめ方の不備から、本来の確認をすり抜けられる弱点が見つかりました。確認をすり抜けた攻撃者は、細工した値を送ることで、Cacti が動くサーバー上で任意の(攻撃者が好きに選べる)命令を実行できます(コマンドインジェクション)。ただし、監視している機器に、特定の種類のデータ取得(Device - Uptime などのテンプレートで追加されるもの)が設定されている必要があります。この弱点は実際の攻撃で悪用されたことが確認されており、NVD の評価では、ネットワーク経由で、ログインしていない攻撃者でも悪用できるとされています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が remote_agent.php に接続する → 2. 送信元の IP アドレスを偽って確認をすり抜ける → 3. 細工した値を送る → 4. サーバー上で命令が実行される1攻撃者が remote_agent.php に接続する2送信元の IP アドレスを偽って確認をすり抜ける3細工した値を送る4サーバー上で命令が実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が remote_agent.php に接続する → 2. 送信元の IP アドレスを偽って確認をすり抜ける → 3. 細工した値を送る → 4. サーバー上で命令が実行される1攻撃者が remote_agent.php に接続する2送信元の IP アドレスを偽って確認をすり抜ける3細工した値を送る4サーバー上で命令が実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者が remote_agent.php に接続する → 2. 送信元の IP アドレスを偽って確認をすり抜ける → 3. 細工した値を送る → 4. サーバー上で命令が実行される1攻撃者が remote_agent.php に接続する2送信元の IP アドレスを偽って確認をすり抜ける3細工した値を送る4サーバー上で命令が実行される

誰が影響を受ける

Cacti を使っている組織が対象です。CVE の記録では 1.2.23 より前が影響を受けるとされ、Cacti の勧告では影響を受ける版として v1.2.22 が挙げられています。

何をすればいい

Cacti の勧告に従い、1.2.23 以降(1.3 系では 1.3.0)に更新されているか確認してください。公式の案内を確認し、手順に従って更新してください。

やることチェックリスト

  • Cacti を 1.2.23 以降に更新する
  • 1.3 系を使う場合は 1.3.0 以降に更新する
  • v1.2.22 など古い版のサーバーがないか調べる

用語メモ

コマンドインジェクション 用語集で見る
入力欄などに命令をまぎれこませ、サーバーに実行させる攻撃です。
IP アドレス 用語集で見る
インターネットやネットワーク上で、機器を見分けるための番号です。
テンプレート
よく使う設定をまとめたひな形です。Cacti では監視の設定を簡単に追加するために使われます。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Cacti Command Injection Vulnerability

概要

Cacti contains a command injection vulnerability that allows an unauthenticated user to execute code.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る