最近の脆弱性 › CVE-2023-0386

Linux Kernel の脆弱性(CVE-2023-0386)

この解説はAIを使用して作成しています。誤りを含む可能性があり、内容は保証できません。必ず公式情報をご確認ください。

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2023-0386
製品Linux Kernel
深刻度(CVSS)7.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2025-06-17
米国政府機関の対応期限2025-07-08
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-282

何が起きた

Linux カーネル(Linux の中心部分)の OverlayFS という仕組みに、ファイルの持ち主の扱いを誤る弱点が見つかりました。nosuid(特別な権限での実行を禁止する設定)で読み込まれた場所から、特別な権限付きのファイルを別の場所へコピーするときの処理に問題があり、一般の利用者が setuid ファイルを不正に実行して、より強い権限を得られます。NVD の評価では、対象の機器にログインできる一般利用者程度の権限を持つ攻撃者が悪用できるとされており、実際に悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般の利用者として機器にログインする → 2. nosuid の場所から特別な権限付きファイルをコピーする → 3. 持ち主の扱いの誤りで setuid ファイルを実行する → 4. 攻撃者がより強い権限を得る1攻撃者が一般の利用者として機器にログインする2nosuid の場所から特別な権限付きファイルをコピーする3持ち主の扱いの誤りで setuid ファイルを実行する4攻撃者がより強い権限を得る攻撃の流れ: 1. 攻撃者が一般の利用者として機器にログインする → 2. nosuid の場所から特別な権限付きファイルをコピーする → 3. 持ち主の扱いの誤りで setuid ファイルを実行する → 4. 攻撃者がより強い権限を得る1攻撃者が一般の利用者として機器にログインする2nosuid の場所から特別な権限付きファイルをコピーする3持ち主の扱いの誤りで setuid ファイルを実行する4攻撃者がより強い権限を得る

誰が影響を受ける

Linux を使っているサーバーやパソコン、機器が対象です。NVD のデータでは、Linux カーネルの 5.11 以降で 5.15.91 より前、5.16 以降で 6.1.9 より前、6.2 の開発版(rc1 から rc5)が影響を受けるとされています。また NVD では、Debian 10.0、Ubuntu 18.04、20.04、22.04 や、NetApp の一部の機器も影響を受ける製品として挙げられています。

何をすればいい

NVD のデータでは、5.15.91 以降、6.1.9 以降のカーネルは影響を受ける範囲に入っていません。Debian は bullseye 向けに 5.10.179-1(DSA-5402-1)で修正し、Ubuntu は 22.04 LTS 向けに 5.15.0-70.77 で修正したと案内しています(Ubuntu は 20.04 LTS と 18.04 LTS の標準のカーネルは影響を受けないとしており、NVD の一覧とは食い違います)。Red Hat は、すぐに更新できない場合の緩和策として、overlay というカーネルのモジュールを読み込ませないようにする方法を案内しています。使っているディストリビューションの公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

用語メモ

Linux カーネル
Linux という OS の中心となる部分で、ハードウェアやファイル、権限などを管理します。
OverlayFS
複数のフォルダーを重ねて、1つのフォルダーのように見せる Linux の仕組みです。コンテナなどでよく使われます。
setuid
実行した人ではなく、ファイルの持ち主(管理者など)の権限でプログラムを動かす仕組みです。
nosuid
その場所にあるファイルを、setuid などの特別な権限で実行させないようにする設定です。

元データ(英語・CISA KEV より)

Linux Kernel Improper Ownership Management Vulnerability

概要

Linux Kernel contains an improper ownership management vulnerability, where unauthorized access to the execution of the setuid file with capabilities was found in the Linux kernel’s OverlayFS subsystem in how a user copies a capable file from a nosuid mount into another mount. This uid mapping bug allows a local user to escalate their privileges on the system.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

公式情報