• ひとことでTP-Link のルーター Archer AX21 で、ログインなしで命令を実行される弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることルーターのファームウェアの版を確かめる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2023-1389
製品TP-Link Archer AX21
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2023-05-01
米国政府機関の対応期限2023-05-22
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-77(コマンドインジェクション)

何が起きた

TP-Link のルーター Archer AX21 の設定画面で、国を選ぶ項目(country)に入った値を確かめないまま命令の実行に使ってしまう弱点が見つかりました。攻撃者は簡単な POST リクエストを送るだけで、root(最も強い権限)で命令を実行させられます。NVD の評価では、ログインしていない攻撃者が同じネットワーク内から悪用できます。この弱点は実際に悪用が確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が同じネットワークに入る → 2. 設定画面へ細工した POST リクエストを送る → 3. country の値に命令を混ぜ込む → 4. ルーターが root で命令を実行する1攻撃者が同じネットワークに入る2設定画面へ細工した POST リクエストを送る3country の値に命令を混ぜ込む4ルーターが root で命令を実行する攻撃の流れ: 1. 攻撃者が同じネットワークに入る → 2. 設定画面へ細工した POST リクエストを送る → 3. country の値に命令を混ぜ込む → 4. ルーターが root で命令を実行する1攻撃者が同じネットワークに入る2設定画面へ細工した POST リクエストを送る3country の値に命令を混ぜ込む4ルーターが root で命令を実行する攻撃の流れ: 1. 攻撃者が同じネットワークに入る → 2. 設定画面へ細工した POST リクエストを送る → 3. country の値に命令を混ぜ込む → 4. ルーターが root で命令を実行する1攻撃者が同じネットワークに入る2設定画面へ細工した POST リクエストを送る3country の値に命令を混ぜ込む4ルーターが root で命令を実行する

誰が影響を受ける

NVD の説明によると、Archer AX21(AX1800)のファームウェアで 1.1.4 Build 20230219 より前のものが影響を受けます。なお CVE の記録では、版の表記が「1.14 Build 20230219」となっています。

何をすればいい

ルーターのファームウェアを 1.1.4 Build 20230219 以降に更新してください。TP-Link は、購入した地域の TP-Link の公式サイトからファームウェアを入手するよう案内しています。更新すると前のファームウェアには戻せないことも案内されているので、公式の案内を確認してから作業してください。

やることチェックリスト

  • ルーターのファームウェアの版を確かめる
  • 1.1.4 Build 20230219 以降に更新する
  • 購入した地域の公式サイトから入手する

用語メモ

ファームウェア 用語集で見る
ルーターなどの機器の中に入っている、機器を動かすためのソフトです。
root 用語集で見る
Linux などで、最も強い権限を持つ管理者のことです。
POST リクエスト 用語集で見る
Web の画面からサーバーへデータを送るときの送り方の一つです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

TP-Link Archer AX-21 Command Injection Vulnerability

概要

TP-Link Archer AX-21 contains a command injection vulnerability that allows for remote code execution.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る