- ひとことでVMware Tools で、乗っ取られた ESXi から仮想マシンの認証を素通りされる弱点です。
- 深刻度3.9 注意CVSS v3.1
- まずやることVMware Tools を 12.2.5 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2023-20867 |
|---|---|
| 製品 | VMware Tools |
| 深刻度(CVSS) | 3.9 注意CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:H/UI:N/S:C/C:L/I:L/A:N |
| KEVへの追加日 | 2023-06-23 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2023-07-14 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-287(認証の不備) |
何が起きた
仮想マシンの中に入れて使う VMware Tools の vgauth という部分に、認証(本人確認)をすり抜けられてしまう弱点が見つかりました。完全に乗っ取られた ESXi(仮想マシンを動かす土台のサーバー)から、仮想マシンへの操作を、認証なしで通してしまいます。その結果、仮想マシンの中の情報が見られたり、書きかえられたりするおそれがあります。悪用には、攻撃者が ESXi の root 権限を持っている必要があり、実際に悪用されたことも確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
VMware Tools を仮想マシンに入れている組織が対象です。VMware の案内では、12.x.x、11.x.x、10.3.x の VMware Tools が影響を受けます。
何をすればいい
VMware Tools を 12.2.5 以降に更新されているか確認してください。古い Linux 向けの 10.3.x では、修正版は 10.3.26 です。Windows で 12.2.0 から 12.2.5 へ更新するときには既知の問題(KB 93823)があるため、VMware は 12.2.6 への更新を勧めています。VMware の公式の案内を確認してください。回避策はありません。
やることチェックリスト
- VMware Tools を 12.2.5 以降に更新する
- Windows の仮想マシンは 12.2.6 にする
- 古い Linux の 10.3.x は 10.3.26 にする
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
VMware Tools Authentication Bypass Vulnerability
概要
VMware Tools contains an authentication bypass vulnerability in the vgauth module. A fully compromised ESXi host can force VMware Tools to fail to authenticate host-to-guest operations, impacting the confidentiality and integrity of the guest virtual machine. An attacker must have root access over ESXi to exploit this vulnerability.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る