• ひとことでExchange Server で、ログイン済みの攻撃者にコードを実行される弱点です。
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることExchange Server に KB5023038 を適用する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2023-21529
製品Microsoft Exchange Server
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2026-04-13
米国政府機関の対応期限2026-04-27
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-502(信頼できないデータのデシリアライズ)

何が起きた

メールのサーバーソフト Microsoft Exchange Server に、信頼できないデータを元のプログラムの部品に戻す処理(デシリアライズ)を安全に行わない弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。CISA は、ランサムウェアでの悪用も確認されているとしています(Microsoft のページの悪用の表示は「なし」です)。Microsoft の説明では、攻撃者はログインが必要で、ネットワーク経由でサーバーのアカウントの権限でコードを実行できます。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がログイン済みの状態でサーバーに接続する → 2. 細工したデータをネットワーク経由で送る → 3. デシリアライズの処理でコードが動く → 4. サーバーのアカウントの権限で命令が実行される1攻撃者がログイン済みの状態でサーバーに接続する2細工したデータをネットワーク経由で送る3デシリアライズの処理でコードが動く4サーバーのアカウントの権限で命令が実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者がログイン済みの状態でサーバーに接続する → 2. 細工したデータをネットワーク経由で送る → 3. デシリアライズの処理でコードが動く → 4. サーバーのアカウントの権限で命令が実行される1攻撃者がログイン済みの状態でサーバーに接続する2細工したデータをネットワーク経由で送る3デシリアライズの処理でコードが動く4サーバーのアカウントの権限で命令が実行される攻撃の流れ: 1. 攻撃者がログイン済みの状態でサーバーに接続する → 2. 細工したデータをネットワーク経由で送る → 3. デシリアライズの処理でコードが動く → 4. サーバーのアカウントの権限で命令が実行される1攻撃者がログイン済みの状態でサーバーに接続する2細工したデータをネットワーク経由で送る3デシリアライズの処理でコードが動く4サーバーのアカウントの権限で命令が実行される

誰が影響を受ける

Exchange Server 2013 Cumulative Update 23、Exchange Server 2016 Cumulative Update 23、Exchange Server 2019 Cumulative Update 11 と 12 を使っている組織が影響を受けます。Exchange Server 2013 は 2023 年 4 月に、2016 と 2019 は 2025 年 10 月にサポートが終わっています。

何をすればいい

Microsoft は 2023 年 2 月に KB5023038 という更新でこの問題を直しています。まだ当てていなければ適用してください。ただし対象の Exchange Server はすべてサポートが終わっているため、使い続けずにサポート中の製品へ移行してください。公式の案内を確認し、手順に従って対策してください。

やることチェックリスト

  • Exchange Server に KB5023038 を適用する
  • サポート中のメールの仕組みへの移行を進める
  • Exchange の Cumulative Update の版を確かめる

用語メモ

Exchange Server
会社のメールや予定表を管理する、Microsoft のサーバー用ソフトです。
デシリアライズ 用語集で見る
保存や送信のために変換したデータを、元のプログラムの部品に戻す処理です。
ランサムウェア 用語集で見る
ファイルを使えなくして、元に戻す代わりにお金を要求する悪意のあるソフトです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Microsoft Exchange Server Deserialization of Untrusted Data Vulnerability

概要

Microsoft Exchange Server contains a deserialization of untrusted data that allows an authenticated attacker to achieve remote code execution.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る