- ひとことでArm Mali GPU のドライバーで、カーネルの大事な情報が漏れるおそれのある弱点です。
- 深刻度3.3 注意CVSS v3.1
- まずやること機器のメーカーが配る更新を適用する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2023-26083 |
|---|---|
| 製品 | Arm Mali Graphics Processing Unit (GPU) |
| 深刻度(CVSS) | 3.3 注意CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N |
| KEVへの追加日 | 2023-04-07 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2023-04-28 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-401(使い終わったメモリの解放漏れ) |
何が起きた
Arm の Mali GPU(画像処理用の部品)を動かすカーネルドライバーに、メモリの解放漏れ(メモリリーク)に関わる弱点が見つかりました。特別な権限を持たない利用者が、正しい GPU の処理を行うだけで、カーネルの重要な情報(メタデータ)を見られるおそれがあります。NVD の評価では、端末上で一般利用者程度の権限があれば、利用者の操作なしで悪用できるとされています。この弱点は、実際の攻撃で悪用されたことが確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Mali GPU のカーネルドライバーを使う機器が対象です。Midgard は r6p0 - r32p0、Bifrost は r0p0 - r42p0、Valhall は r19p0 - r42p0、Avalon は r41p0 - r42p0 のすべてのバージョンが影響を受けます。Arm によると、Bifrost、Valhall、Arm 5th Gen GPU Architecture のドライバーは r43p0 で直されています。
何をすればいい
Arm によると、この弱点は Bifrost、Valhall、Arm 5th Gen GPU Architecture のドライバーの r43p0 で直されています。Midgard GPU については、Arm はサポートに問い合わせるよう案内しています。Mali GPU を使うスマートフォンなどの機器では、機器のメーカーから配られる更新を適用してください。
やることチェックリスト
- 機器のメーカーが配る更新を適用する
- ドライバーが r43p0 以降か調べる
- Midgard なら Arm のサポートに問い合わせる
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(developer.arm.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(support.arm.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Arm Mali GPU Kernel Driver Information Disclosure Vulnerability
概要
Arm Mali GPU Kernel Driver contains an information disclosure vulnerability that allows a non-privileged user to make valid GPU processing operations that expose sensitive kernel metadata.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る