• ひとことでFortinet の FortiOS と FortiProxy の SSL-VPN に、メモリをあふれさせる弱点
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることFortiOS を修正版(7.2.5 など)に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2023-27997
製品Fortinet FortiOS and FortiProxy SSL-VPN
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2023-06-13
米国政府機関の対応期限2023-07-04
ランサムウェアでの悪用悪用が確認されている
弱点の種類(CWE)CWE-122(ヒープ領域のバッファオーバーフロー)

何が起きた

Fortinet の FortiOS と FortiProxy の SSL-VPN 機能に、ヒープと呼ばれるメモリ領域をあふれさせてしまう弱点(ヒープバッファオーバーフロー)が見つかり、実際に悪用が確認されています。細工したリクエストを送ることで、任意の(攻撃者が好きに選べる)コードやコマンドを実行されるおそれがあります(Fortinet の説明)。NVD の評価では、ログインしていない攻撃者が、ネットワーク経由で離れた場所から悪用できるとされています。CISA は、ランサムウェアでの悪用も確認されているとしています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が SSL-VPN に細工したリクエストを送る → 2. ヒープのメモリがあふれる → 3. 攻撃者の選んだコードやコマンドが動く → 4. 機器が乗っ取られるおそれがある1攻撃者が SSL-VPN に細工したリクエストを送る2ヒープのメモリがあふれる3攻撃者の選んだコードやコマンドが動く4機器が乗っ取られるおそれがある攻撃の流れ: 1. 攻撃者が SSL-VPN に細工したリクエストを送る → 2. ヒープのメモリがあふれる → 3. 攻撃者の選んだコードやコマンドが動く → 4. 機器が乗っ取られるおそれがある1攻撃者が SSL-VPN に細工したリクエストを送る2ヒープのメモリがあふれる3攻撃者の選んだコードやコマンドが動く4機器が乗っ取られるおそれがある攻撃の流れ: 1. 攻撃者が SSL-VPN に細工したリクエストを送る → 2. ヒープのメモリがあふれる → 3. 攻撃者の選んだコードやコマンドが動く → 4. 機器が乗っ取られるおそれがある1攻撃者が SSL-VPN に細工したリクエストを送る2ヒープのメモリがあふれる3攻撃者の選んだコードやコマンドが動く4機器が乗っ取られるおそれがある

誰が影響を受ける

SSL-VPN を使っている FortiOS の 7.2.4 以下、7.0.11 以下、6.4.12 以下、6.2.13 以下、6.0.16 以下と、FortiProxy の 7.2.3 以下、7.0.9 以下、2.0.12 以下、1.2 と 1.1 のすべての版が影響を受けます。Fortinet によると、FortiOS 7.4 は影響を受けません。

何をすればいい

FortiOS は 7.2.5、7.0.12、6.4.13、6.2.14、6.0.17 以降に、FortiProxy は 7.2.4、7.0.10、2.0.13 以降に更新されているか確認してください。FortiProxy 1.2 と 1.1 は、修正された版へ移行してください。すぐに更新できない場合の回避策として、Fortinet は SSL-VPN を無効にすることを案内しています。あわせて、Fortinet の公式の案内(FG-IR-23-097)を確認してください。

やることチェックリスト

  • FortiOS を修正版(7.2.5 など)に更新する
  • FortiProxy を修正版(7.2.4 など)に更新する
  • すぐ更新できなければ SSL-VPN を無効にする

用語メモ

SSL-VPN 用語集で見る
インターネット越しに、社外から社内のネットワークへ安全につなぐための仕組みです。
ヒープバッファオーバーフロー 用語集で見る
プログラムが使うメモリ領域(ヒープ)に、用意した大きさより多くのデータを書き込んでしまう不具合です。攻撃者に好きな命令を実行されるおそれがあります。
ランサムウェア 用語集で見る
データを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりにお金を要求する悪意のあるソフトウェアです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Fortinet FortiOS and FortiProxy SSL-VPN Heap-Based Buffer Overflow Vulnerability

概要

Fortinet FortiOS and FortiProxy SSL-VPN contain a heap-based buffer overflow vulnerability which can allow an unauthenticated, remote attacker to execute code or commands via specifically crafted requests.

推奨対応

Apply updates per vendor instructions.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る