- ひとことでBarracuda のメール防御機器で、添付ファイルからコマンドを動かされる弱点
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやることESG の管理画面に届いた通知を確認する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2023-2868 |
|---|---|
| 製品 | Barracuda Networks Email Security Gateway (ESG) Appliance |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2023-05-26 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2023-06-16 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-20(入力の確認の不備) |
何が起きた
Barracuda Networks の Email Security Gateway(ESG)という機器で、メールに添付された .tar ファイル(複数のファイルをまとめた形式)の中のファイル名を十分に確かめていない弱点が見つかりました。攻撃者がファイル名を特別な形にすると、ESG の権限でシステムのコマンドを実行できてしまいます。この弱点は実際に悪用が確認されています。NVD の評価では、ログインしていない攻撃者が、ネットワーク経由で離れた場所から悪用できるとされています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Barracuda Email Security Gateway(機器の形で提供されるものだけ)の 5.1.3.001 から 9.2.0.006 が影響を受けます。Barracuda によると、SaaS のメールセキュリティサービスなど、ほかの製品は影響を受けません。
何をすればいい
NVD によると、この弱点は BNSF-36456 というパッチで修正され、すべての機器に自動で適用されました。Barracuda によると、2023年5月20日に修正のパッチが、5月21日に2つ目のパッチが全世界の ESG に適用され、被害を受けたとみられる利用者には ESG の管理画面で取るべき行動が通知されています。さらに Barracuda は、2023年6月6日以降の案内で、侵害された ESG はパッチの版にかかわらず、すぐに置き換えるよう勧めています。2023年7月28日の案内では、侵害された ESG の使用をやめ、Barracuda のサポートに連絡するよう求めています。管理画面に通知が出ていないか確かめ、Barracuda の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- ESG の管理画面に届いた通知を確認する
- 侵害された ESG はすぐに置き換える
- 置き換えのため Barracuda のサポートに連絡する
用語メモ
- Email Security Gateway
- 会社に届くメールを調べて、危ない添付ファイルや迷惑メールを止める機器です。
- .tar ファイル
- 複数のファイルを1つにまとめるための形式のファイルです。
- パッチ 用語集で見る
- ソフトウェアの不具合や弱点を直すための修正プログラムです。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- 公式の対策の出典(status.barracuda.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(trust.barracuda.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Barracuda Networks ESG Appliance Improper Input Validation Vulnerability
概要
Barracuda Email Security Gateway (ESG) appliance contains an improper input validation vulnerability of a user-supplied .tar file, leading to remote command injection.
推奨対応
Apply updates per vendor instructions.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る