- ひとことでQualcomm のチップのグラフィックス部分で、計算のあふれからメモリが壊れる弱点です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやること機器に Qualcomm のチップが入っているか調べる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2023-33107 |
|---|---|
| 製品 | Qualcomm Multiple Chipsets |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2023-12-05 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2023-12-26 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-190(整数オーバーフロー(桁あふれ)) |
何が起きた
Qualcomm の多くのチップセットで、グラフィックス機能(Graphics Linux)が IOCTL という命令の処理中に、共有の仮想メモリ領域を割り当てるときにメモリが壊れる弱点が見つかりました。原因は、数の計算が上限を超えてあふれる整数オーバーフローです。攻撃には、対象の機器の上で一般利用者程度の権限が必要で、被害者の操作は要りません。この弱点は、実際に悪用されたことが確認されています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Qualcomm の Snapdragon などのチップセットを組み込んだ機器を使っている人や組織です。CVE の記録では、FastConnect 6200 や APQ8017 など多数のチップセットが影響を受けるとされています。お使いの機器の修正済みのバージョンは、このデータからは不明です。
何をすればいい
Qualcomm のチップは各社の機器に組み込まれているため、機器のメーカーが配る更新を適用してください。この弱点は Qualcomm の 2023年12月のセキュリティ情報に載っています。公式の案内を確認し、対策が用意できない機器は使うのをやめることも検討してください。
やることチェックリスト
- 機器に Qualcomm のチップが入っているか調べる
- 機器のメーカーが配る更新を適用する
- 更新が出ない機器は使うのをやめるか検討する
用語メモ
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(git.codelinaro.org)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(docs.qualcomm.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Qualcomm Multiple Chipsets Integer Overflow Vulnerability
概要
Multiple Qualcomm chipsets contain an integer overflow vulnerability due to memory corruption in Graphics Linux while assigning shared virtual memory region during IOCTL call.
推奨対応
Apply remediations or mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if remediation or mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る