- ひとことでWinRAR で、ZIP の中のふつうのファイルを開くとプログラムを動かされる弱点です。
- 深刻度7.8 重要CVSS v3.1
- まずやることWinRAR を 6.23 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2023-38831 |
|---|---|
| 製品 | RARLAB WinRAR |
| 深刻度(CVSS) | 7.8 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2023-08-24 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2023-09-14 |
| ランサムウェアでの悪用 | 悪用が確認されている |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-351 |
何が起きた
RARLAB WinRAR に、ZIP ファイルの中のふつうのファイルを見ようとしただけで、任意の(攻撃者が好きに選べる)プログラムを動かされる弱点が見つかりました。ZIP の中に、ふつうのファイル(例えば JPG 画像)と同じ名前のフォルダーが入っていると、そのフォルダーの中身まで処理されてしまうのが原因です。攻撃者にログインは不要ですが、利用者がファイルを開く必要があるとされ、実際に悪用が確認されています。ランサムウェアでの悪用も知られています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
WinRAR の 6.23 より前のバージョンを使っている人や組織が対象です。
何をすればいい
RARLAB の公式の案内(WinRAR の更新履歴)を確認し、WinRAR を 6.23 以降に更新してください。更新が済むまでは、知らない相手から届いた ZIP ファイルを開かないようにしてください。
やることチェックリスト
- WinRAR を 6.23 以降に更新する
- WinRAR のバージョン番号を確かめる
- 知らない相手からの ZIP ファイルを開かない
用語メモ
- ZIP
- 複数のファイルを1つにまとめて小さくする、よく使われるファイルの形式です。
- ランサムウェア 用語集で見る
- データを使えなくして、元に戻す代わりにお金を要求する悪いプログラムです。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
RARLAB WinRAR Code Execution Vulnerability
概要
RARLAB WinRAR contains an unspecified vulnerability that allows an attacker to execute code when a user attempts to view a benign file within a ZIP archive.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る