• ひとことでKNXの機器で、パスワード(BCUキー)を勝手に設定され、持ち主が使えなくなる弱点です。
  • 深刻度7.5 重要CVSS v3.1
  • まずやることBCUキーを設定していないKNXの機器がないか確かめる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2023-4346
製品KNX Association KNX Protocol Connection Authorization Option 1
深刻度(CVSS)7.5 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
KEVへの追加日2026-07-15
米国政府機関の対応期限2026-07-29
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-645

何が起きた

ビルの照明や空調などを制御する仕組み KNX で、Connection Authorization の Option 1 に対応した機器に、締め出しの仕組みが厳しすぎる弱点が見つかり、実際に悪用が確認されています。KNX の設備につながるネットワークに入れる攻撃者に、追加の安全の設定をしていない機器の設定を消され、BCU キー(機器のパスワード)を勝手に設定されるおそれがあります。この BCU キーは、今のパスワードを知らないと元に戻せないことが多く、持ち主が機器を使えなくなるおそれがあります。ネットワークにつないでいない機器でも、機器にじかに触れられる攻撃者なら同じように悪用できます。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がKNXのネットワークに入る → 2. 機器の設定を消す → 3. BCUキーを設定して機器を締め出す1攻撃者がKNXのネットワークに入る2機器の設定を消す3BCUキーを設定して機器を締め出す攻撃の流れ: 1. 攻撃者がKNXのネットワークに入る → 2. 機器の設定を消す → 3. BCUキーを設定して機器を締め出す1攻撃者がKNXのネットワークに入る2機器の設定を消す3BCUキーを設定して機器を締め出す攻撃の流れ: 1. 攻撃者がKNXのネットワークに入る → 2. 機器の設定を消す → 3. BCUキーを設定して機器を締め出す1攻撃者がKNXのネットワークに入る2機器の設定を消す3BCUキーを設定して機器を締め出す

誰が影響を受ける

KNX Connection Authorization の Option 1 を使い、BCU キーをまだ設定していない KNX の機器が影響を受けます。実際に影響を受けるかは、機器の作り方によって違います。

何をすればいい

KNX 協会の案内どおり、すべての KNX プロジェクトで BCU キーを先に設定し、その BCU キーをプロジェクトの資料として建物の持ち主に渡しましょう。KNX の設備につながるネットワークには、外から入れないようにしてください。

やることチェックリスト

  • BCUキーを設定していないKNXの機器がないか確かめる
  • BCUキーを設定し建物の持ち主に渡す
  • KNXのネットワークに外から入れないようにする

用語メモ

KNX
ビルや家の照明、空調、ブラインドなどをまとめて制御するための通信の決まりごとです。
BCU キー
KNX の機器に設定できるパスワードのことです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

KNX Association KNX Protocol Connection Authorization Option 1 Overly Restrictive Account Lockout Mechanism Vulnerability

概要

KNX Association KNX Protocol Connection Authorization Option 1 contains an overly restrictive account lockout mechanism vulnerability that could allow an attacker to purge all devices without additional security options enabled and set a BCU key to lock the device.

推奨対応

Apply mitigations in accordance with vendor instructions, ensuring compliance with CISA’s BOD 26-04 Prioritizing Security Updates Based on Risk (see URL in Notes) guidance and CISA’s “Forensics Triage Requirements” (see URL in Notes). Follow applicable BOD 26-04 guidance for cloud services or discontinue use of the product if mitigations are unavailable. Stakeholders are responsible for evaluating each asset's internet exposure and ensuring adherence to BOD 26-04 patching guidelines.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る