- ひとことで通信の決まり HTTP/2 で、取り消しの連打によりサーバーを止められる弱点です。
- 深刻度7.5 重要CVSS v3.1
- まずやることHTTP/2 対応の製品にメーカーの更新を当てる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2023-44487 |
|---|---|
| 製品 | IETF HTTP/2 |
| 深刻度(CVSS) | 7.5 重要CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H |
| KEVへの追加日 | 2023-10-10 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2023-10-31 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-400(制御されないリソースの消費) |
何が起きた
Web の通信の決まり(プロトコル)である HTTP/2 に、リクエストを送ってはすぐ取り消すことをすばやく繰り返すと、サーバーの処理能力を使い果たさせられる弱点があります(Rapid Reset と呼ばれます)。ログインも利用者の操作も不要で、ネットワーク経由で攻撃できます。NVD によると、2023年8月から10月にかけて実際に悪用され、大規模な分散型サービス妨害(DDoS)攻撃に使われました。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
HTTP/2 に対応した Web サーバーやプロキシ、クラウドのサービスなどを運用している組織が対象です。弱点は HTTP/2 の決まりそのものにあるため、多くの製品が関係します。どの製品のどのバージョンが影響を受けるかは、このデータからは不明で、製品ごとのメーカーの情報で確かめる必要があります。
何をすればいい
使っている Web サーバーやプロキシなどのメーカーが出している更新や対策を当ててください。対策がない製品は、使うのをやめることも検討してください。クラウドのサービスを使っている場合も、提供元の案内を確認してください。それぞれのメーカーの公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- HTTP/2 対応の製品にメーカーの更新を当てる
- 対策のない製品は使うのをやめる
- クラウドのサービスの提供元の対策を確かめる
用語メモ
- HTTP/2
- Web サイトとブラウザの間でデータをやり取りするための通信の決まりの新しい版です。1本の接続で複数のやり取りを同時に行えます。
- 分散型サービス妨害(DDoS)攻撃
- たくさんの機器から一斉に大量の通信を送り、サービスを使えなくする攻撃です。
- プロキシ
- 利用者とサーバーの間に入って通信を中継するサーバーのことです。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(blog.cloudflare.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(cisa.gov)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
HTTP/2 Rapid Reset Attack Vulnerability
概要
HTTP/2 contains a rapid reset vulnerability that allows for a distributed denial-of-service attack (DDoS).
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る