• ひとことでJAVS の Viewer のインストーラーに、裏口を作る不正なプログラムが入っていた問題です。
  • 深刻度8.4 重要CVSS v3.1
  • まずやることViewer 8.3.7.250 を入れていないか確かめる

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2024-4978
製品Justice AV Solutions Viewer
深刻度(CVSS)8.4 重要CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2024-05-29
米国政府機関の対応期限2024-06-19
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-506(埋め込まれた悪意のあるコード)

何が起きた

Justice AV Solutions(JAVS)の Viewer というソフトのインストーラー(ソフトを入れるためのプログラム)に、ffmpeg.exe に見せかけた fffmpeg.exe という不正なプログラムが入っていました。これを動かすと、攻撃者が用意した C2 サーバーへの裏口(バックドア)の通信が作られます。NVD の説明では、権限を持つ遠隔の攻撃者が、許可されていない PowerShell のコマンドを実行できるおそれがあるとされています。この問題は実際の攻撃で悪用されたことが確認されています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 不正なプログラム入りのインストーラーが配られる → 2. 利用者がインストーラーを実行する → 3. fffmpeg.exe が C2 サーバーへつなぐ → 4. 攻撃者が PowerShell のコマンドを動かす1不正なプログラム入りのインストーラーが配られる2利用者がインストーラーを実行する3fffmpeg.exe が C2 サーバーへつなぐ4攻撃者が PowerShell のコマンドを動かす攻撃の流れ: 1. 不正なプログラム入りのインストーラーが配られる → 2. 利用者がインストーラーを実行する → 3. fffmpeg.exe が C2 サーバーへつなぐ → 4. 攻撃者が PowerShell のコマンドを動かす1不正なプログラム入りのインストーラーが配られる2利用者がインストーラーを実行する3fffmpeg.exe が C2 サーバーへつなぐ4攻撃者が PowerShell のコマンドを動かす攻撃の流れ: 1. 不正なプログラム入りのインストーラーが配られる → 2. 利用者がインストーラーを実行する → 3. fffmpeg.exe が C2 サーバーへつなぐ → 4. 攻撃者が PowerShell のコマンドを動かす1不正なプログラム入りのインストーラーが配られる2利用者がインストーラーを実行する3fffmpeg.exe が C2 サーバーへつなぐ4攻撃者が PowerShell のコマンドを動かす

誰が影響を受ける

Windows で Justice AV Solutions の Viewer を入れた人・組織が対象です。CVE の記録では、Viewer Setup 8.3.7.250-1(バージョン 8.3.7.250)が影響を受けるとされています。このインストーラーは、想定とは違う電子署名で署名されていました。

何をすればいい

CVE の記録によると、問題があるのは Windows 版の Viewer 8.3.7.250(Viewer Setup 8.3.7.250-1)です。まず、この版を入れていないか確かめてください。CISA の KEV には、インストーラーに入っていた不正なファイルの名前(fffmpeg.exe、f が3つ)が載っています。CISA は、メーカー(JAVS)の案内に従って対策し、対策ができない場合は使うのをやめるよう求めています。

やることチェックリスト

  • Viewer 8.3.7.250 を入れていないか確かめる
  • JAVS の案内に従って対策する
  • 対策できなければ Viewer の使用をやめる

用語メモ

インストーラー 用語集で見る
ソフトをパソコンに入れるためのプログラムです。
バックドア
攻撃者が、あとからこっそり出入りできるように作る裏口のことです。
C2 サーバー
攻撃者が、乗っ取ったパソコンに命令を出したりデータを受け取ったりするためのサーバーです。
PowerShell
Windows に入っている、コマンドで操作や自動処理をするためのしくみです。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Justice AV Solutions (JAVS) Viewer Installer Embedded Malicious Code Vulnerability

概要

Justice AV Solutions (JAVS) Viewer installer contains a malicious version of ffmpeg.exe, named fffmpeg.exe (SHA256: 421a4ad2615941b177b6ec4ab5e239c14e62af2ab07c6df1741e2a62223223c4). When run, this creates a backdoor connection to a malicious C2 server.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る