• ひとことでPalo Alto Networks Expedition で、ログインなしにデータベースを読まれる弱点です。
  • 深刻度9.1 緊急CVSS v3.1
  • まずやることExpedition を 1.2.96 以降に更新する

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2024-9465
製品Palo Alto Networks Expedition
深刻度(CVSS)9.1 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
KEVへの追加日2024-11-14
米国政府機関の対応期限2024-12-05
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-89(SQLインジェクション)

何が起きた

Palo Alto Networks Expedition(ほかのファイアウォールの設定を PAN-OS 向けに移すための道具)に、SQL インジェクションの弱点が見つかりました。ログインしていない攻撃者が、パスワードハッシュ、ユーザー名、機器の設定、機器の API キーなど、データベースの中身を読み出せます。さらに、Expedition の上で任意のファイルを作ったり読んだりもできます。NVD の評価では、ログイン不要の攻撃者がネットワーク経由で悪用でき、CISA の KEV にも載っています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が Expedition に通信を送る → 2. 細工した入力でデータベースを操作する → 3. パスワードハッシュや API キーを盗む1攻撃者が Expedition に通信を送る2細工した入力でデータベースを操作する3パスワードハッシュや API キーを盗む攻撃の流れ: 1. 攻撃者が Expedition に通信を送る → 2. 細工した入力でデータベースを操作する → 3. パスワードハッシュや API キーを盗む1攻撃者が Expedition に通信を送る2細工した入力でデータベースを操作する3パスワードハッシュや API キーを盗む攻撃の流れ: 1. 攻撃者が Expedition に通信を送る → 2. 細工した入力でデータベースを操作する → 3. パスワードハッシュや API キーを盗む1攻撃者が Expedition に通信を送る2細工した入力でデータベースを操作する3パスワードハッシュや API キーを盗む

誰が影響を受ける

Palo Alto Networks Expedition を使っている組織が対象です。CVE の記録では、1.2.0 以上 1.2.96 未満が影響を受けるとされています。

何をすればいい

Expedition を 1.2.96 以降に更新してください。更新した後は、Expedition のユーザー名、パスワード、API キーを変更し、Expedition で扱ったファイアウォールのユーザー名、パスワード、API キーも変更してください。Expedition への接続は、許可した利用者や機器、ネットワークだけに制限し、使っていないときは Expedition を止めておきます。なお、Palo Alto Networks によると、Expedition は 2024年12月31日でサポートが終わり(EoL)、これ以上の更新やセキュリティの修正は予定されていません。Expedition は移行のために一時的に使う道具で、ふだんの運用で動かし続けるものではないとされているので、使い終わったら止め、Palo Alto Networks が案内している代わりの方法を使ってください。Palo Alto Networks の勧告には、この弱点の侵入の痕跡を調べるコマンドも載っているので、最新の公式の案内も確認してください。

やることチェックリスト

  • Expedition を 1.2.96 以降に更新する
  • 更新後にパスワードと API キーを変更する
  • サポート終了のため使い終えたら止める

用語メモ

SQL インジェクション 用語集で見る
入力の中に命令を紛れ込ませて、データベースを不正に操作する攻撃の手口です。
パスワードハッシュ
パスワードをそのまま保存せず、元に戻しにくい形に変換した値のことです。
API キー 用語集で見る
プログラムどうしがやり取りするときに使う、合言葉のような文字列です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Palo Alto Networks Expedition SQL Injection Vulnerability

概要

Palo Alto Networks Expedition contains a SQL injection vulnerability that allows an unauthenticated attacker to reveal Expedition database contents, such as password hashes, usernames, device configurations, and device API keys. With this, attackers can also create and read arbitrary files on the Expedition system.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る