• ひとことでChromium の描画部品 ANGLE で、範囲外のメモリに触れられる弱点
  • 深刻度8.8 重要CVSS v3.1
  • まずやることMac の Chrome を 143.0.7499.110 以降にする

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2025-14174
製品Google Chromium
深刻度(CVSS)8.8 重要CVSS v3.1
NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2025-12-12
米国政府機関の対応期限2026-01-02
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)不明

何が起きた

Google Chrome などの土台になっている Chromium の、画面の描画を受け持つ部品 ANGLE に、決められた範囲の外のメモリを読み書きしてしまう(範囲外アクセス)弱点が見つかりました。攻撃者は細工した HTML のページを使って、この弱点を悪用できます。ネットワーク経由で悪用でき、ログインは不要ですが、利用者がページを開くなどの操作が必要です。Google は、この脆弱性を悪用する攻撃コードが実際に出回っていることを把握しています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML のページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. ANGLE で範囲外のメモリに触れる1攻撃者が細工した HTML のページを用意する2利用者がそのページを開く3ANGLE で範囲外のメモリに触れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML のページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. ANGLE で範囲外のメモリに触れる1攻撃者が細工した HTML のページを用意する2利用者がそのページを開く3ANGLE で範囲外のメモリに触れる攻撃の流れ: 1. 攻撃者が細工した HTML のページを用意する → 2. 利用者がそのページを開く → 3. ANGLE で範囲外のメモリに触れる1攻撃者が細工した HTML のページを用意する2利用者がそのページを開く3ANGLE で範囲外のメモリに触れる

誰が影響を受ける

Google Chrome を使っている人が対象です。NVD の説明では、143.0.7499.110 より前の Mac 版の Google Chrome が影響を受けるとされています。Chromium を使う Microsoft Edge や Opera などのブラウザーにも影響する可能性があります。

何をすればいい

Google の公式の案内を確認し、Chrome を更新してください。修正版は、Windows と Mac で 143.0.7499.109/.110、Linux で 143.0.7499.109 です。Mac 版は 143.0.7499.110 以降に更新されているか確認してください。Edge や Opera など Chromium を使うブラウザーも、各社の案内に従って更新してください。

やることチェックリスト

  • Mac の Chrome を 143.0.7499.110 以降にする
  • Windows や Linux の Chrome も更新する
  • Edge など他の Chromium ブラウザーも更新する

用語メモ

Chromium 用語集で見る
Google が中心となって作っている、オープンソースのブラウザーの土台です。Chrome や Edge などがこれを使っています。
ANGLE
ブラウザーがグラフィックを描くときに、パソコンの描画機能との間を取り持つ部品です。
範囲外アクセス
プログラムが、使ってよいと決められたメモリの範囲の外を読み書きしてしまう不具合です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Google Chromium Out of Bounds Memory Access Vulnerability

概要

Google Chromium contains an out of bounds memory access vulnerability in ANGLE that could allow a remote attacker to perform out of bounds memory access via a crafted HTML page. This vulnerability could affect multiple web browsers that utilize Chromium, including, but not limited to, Google Chrome, Microsoft Edge, and Opera.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る