- ひとことでApache Tomcat で、部分的なファイルの書き込みを使ってコードを実行される弱点です
- 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
- まずやること11.0.3 以降か 10.1.35 以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2025-24813 |
|---|---|
| 製品 | Apache Tomcat |
| 深刻度(CVSS) | 9.8 緊急CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2025-04-01 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-04-22 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-44 CWE-502(信頼できないデータのデシリアライズ) |
何が起きた
ウェブサーバーのソフト Apache Tomcat で、ファイルの一部だけを書き込む機能(partial PUT)が、ファイル名の扱いに不備を持っていました。条件がそろうと、攻撃者が秘密のファイルを見たり、ファイルに中身を書き足したり、任意のコードを実行したりできるおそれがあります。この弱点は実際の攻撃に使われたことが確認されています。ネットワーク経由で、ログイン不要の攻撃者が悪用できるとされています。CISA は、この弱点が CVE-2026-34486 と組み合わせて悪用されうるとしています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Apache Tomcat の 11.0.0-M1 から 11.0.2、10.1.0-M1 から 10.1.34、9.0.0.M1 から 9.0.98 を使っている組織です。サポートが終わっている 8.5.0 から 8.5.100 も影響を受けるとされています。ただし、初期設定では無効になっている「default servlet への書き込み」を有効にしていることなど、いくつかの条件がそろったときに悪用されます。
何をすればいい
Apache Tomcat を 11.0.3 以降、10.1.35 以降、または 9.0.99 以降に更新されているか確認してください。8.5 系列はサポートが終わっているため、サポートが続いている系列へ移してください。組み合わせて悪用されうる CVE-2026-34486 は 11.0.20、10.1.53、9.0.116 に影響し、修正版は 11.0.21、10.1.54、9.0.117 とされているので、あわせて Apache Tomcat の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- 11.0.3 以降か 10.1.35 以降に更新する
- 9 系列は 9.0.99 以降に更新する
- 8.5 系列はサポート中の系列へ移す
用語メモ
- default servlet
- Tomcat で、ふつうのファイルを読み出したり書き込んだりする役目を持つ、標準で入っている部品です。
- partial PUT
- 大きなファイルを、いくつかに分けてサーバーに書き込むための方法です。
- 任意のコード 用語集で見る
- 攻撃者が好きに選んだプログラムの命令のことです。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(lists.apache.org)
- 公式の対策の出典(lists.apache.org)
- 公式の対策の出典(tomcat.apache.org)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Apache Tomcat Path Equivalence Vulnerability
概要
Apache Tomcat contains a path equivalence vulnerability that allows a remote attacker to execute code, disclose information, or inject malicious content via a partial PUT request. This vulnerability can be chained with CVE‑2026‑34486.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る