- ひとことでLinuxカーネルの暗号の機能で、同時の書き込みから内部の状態が乱れる弱点です。
- 深刻度5.5 警告CVSS v3.1
- まずやること使っているLinuxのカーネルの版を確かめる
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2025-39964 |
|---|---|
| 製品 | Linux Kernel |
| 深刻度(CVSS) | 5.5 警告CVSS v3.1 NVD による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H |
| KEVへの追加日 | 2026-09-18 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2026-09-21 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-362(競合状態(レースコンディション)) |
何が起きた
Linux カーネルの暗号の機能(AF_ALG)に、同時に書き込みをすると問題が起きる弱点(競合状態)が見つかり、実際に悪用が確認されています。同じ AF_ALG ソケットに2つの書き込みを同時に行うと、データが予測できない形で混ざり、内部の状態に食い違いが生まれることがありました。この弱点は、その機器の上で、一般の利用者程度の権限を持つ攻撃者が悪用できる条件です。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Linux カーネルの 2.6.38 以降のとても広い範囲が影響を受けます。修正版は系統ごとに分かれていて、例えば 5.15.194、6.1.154、6.6.108、6.12.49、6.16.9 以降です。
何をすればいい
使っている Linux の配布元(ディストリビューション)の案内に従って、修正されたカーネルに更新してください。CISA は、この脆弱性について侵害の痕跡がないか調べるよう求めています。
やることチェックリスト
- 使っているLinuxのカーネルの版を確かめる
- 配布元の案内に従ってカーネルを更新する
- 侵害の痕跡がないか調べる
用語メモ
- 競合状態 用語集で見る
- 複数の処理が同時に動くことで、順番によって結果が変わり、問題が起きてしまう状態のことです。
- ソケット
- プログラムが通信やデータのやり取りをするための窓口のことです。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(git.kernel.org)
- メーカー等の情報(git.kernel.org)
- メーカー等の情報(git.kernel.org)
- メーカー等の情報(git.kernel.org)
- メーカー等の情報(git.kernel.org)
- メーカー等の情報(git.kernel.org)
- メーカー等の情報(git.kernel.org)
- 公式の対策の出典(ubuntu.com)
- 公式の対策の出典(cisa.gov)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Linux Kernel Race Condition Vulnerability
概要
Linux Kernel contains a race condition vulnerability which allows concurrent writes to the same AF_ALG socket causing data to be unpredictably interleaved and creating inconsistencies in the socket's internal state.
推奨対応
Apply mitigations in accordance with vendor instructions, ensuring compliance with CISA’s BOD 26-04 Prioritizing Security Updates Based on Risk (see URL in Notes) guidance and CISA’s “Forensics Triage Requirements” (see URL in Notes). Follow applicable BOD 26-04 guidance for cloud services or discontinue use of the product if mitigations are unavailable. Stakeholders are responsible for evaluating each asset's internet exposure and ensuring adherence to BOD 26-04 patching guidelines.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る