- ひとことでGit で、細工したリポジトリを取り込むとプログラムが動く弱点です
- 深刻度8.0 重要CVSS v3.1
- まずやることGit を使っている系列の修正版以降に更新する
基本情報(データから表示)
| CVE番号 | CVE-2025-48384 |
|---|---|
| 製品 | Git Git |
| 深刻度(CVSS) | 8.0 重要CVSS v3.1 NVD に登録された、他の機関(開発元など)による評価 詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:L/UI:R/S:C/C:H/I:H/A:H |
| KEVへの追加日 | 2025-08-25 |
| 米国政府機関の対応期限 | 2025-09-15 |
| ランサムウェアでの悪用 | 不明(確認されていない) |
| 弱点の種類(CWE) | CWE-59(ファイルにアクセスする前のリンクの解決の不備) CWE-436 |
何が起きた
プログラムの変更履歴を管理するソフト Git で、設定ファイルの中の改行の文字(CR)の扱いが読み書きで食い違う弱点が見つかりました。サブモジュールの置き場所の名前の最後に CR があると、間違った場所に取り出されます。そこにシンボリックリンクが用意されていると、サブモジュールに入っていたフックというスクリプトが、取り出しの後に意図せず実行されるおそれがあります。この弱点は実際の攻撃に使われたことが確認されていて、ネットワーク経由で、一般の利用者程度の権限を持つ攻撃者が、利用者に操作させることで悪用できるとされています。
攻撃の流れ
データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。
誰が影響を受ける
Git を使っている開発者や組織です。修正版は v2.43.7、v2.44.4、v2.45.4、v2.46.4、v2.47.3、v2.48.2、v2.49.1、v2.50.1 で、これらより前の各系列のバージョンが対象です。
何をすればいい
Git が、使っている系列の修正版(v2.43.7、v2.44.4、v2.45.4、v2.46.4、v2.47.3、v2.48.2、v2.49.1、v2.50.1)以降に更新されているか確認してください。すぐに更新できない場合、Git の勧告では、信頼できないリポジトリのサブモジュールをまとめて取り込む(再帰的にクローンする)のを避けるよう案内しています。Git の公式の案内を確認してください。
やることチェックリスト
- Git を使っている系列の修正版以降に更新する
- 信頼できないリポジトリを再帰的にクローンしない
- 開発用の各パソコンの Git の版を確かめる
用語メモ
- サブモジュール
- あるリポジトリの中に、別のリポジトリを部品として組み込む Git の仕組みです。
- シンボリックリンク 用語集で見る
- 別の場所にあるファイルやフォルダーを指し示す、ショートカットのようなものです。
- フック
- Git で特定の操作をしたときに、自動で動くように置いておくスクリプトです。
- リポジトリ
- プログラムのファイルと、その変更履歴をまとめて保存しておく場所です。
次に読む
公式情報と元データ
公式情報
- メーカー等の情報(msrc.microsoft.com)
- メーカー等の情報(linux.oracle.com)
- メーカー等の情報(alas.aws.amazon.com)
- メーカー等の情報(access.redhat.com)
- 公式の対策の出典(cveawg.mitre.org)
- 公式の対策の出典(github.com)
- NVD(米国の脆弱性データベース)
- CISA KEV カタログ
元データ(英語・CISA KEV より)を開く
Git Link Following Vulnerability
概要
Git contains a link following vulnerability that stems from Git’s inconsistent handling of carriage return characters in configuration files.
推奨対応
Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.
この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る