• ひとことで電話システム FreePBX で、ログインなしで管理者の画面に入れる弱点です
  • 深刻度9.8 緊急CVSS v3.1
  • まずやることendpoint を 15.0.66、16.0.89、17.0.3 以降にする

何をすればいいかを詳しく読む

基本情報(データから表示)

CVE番号CVE-2025-57819
製品Sangoma FreePBX
深刻度(CVSS)9.8 緊急CVSS v3.1
NVD による評価
詳細(ベクター)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
KEVへの追加日2025-08-29
米国政府機関の対応期限2025-09-19
ランサムウェアでの悪用不明(確認されていない)
弱点の種類(CWE)CWE-89(SQLインジェクション)
CWE-288(別の経路を使った認証の回避)

何が起きた

電話交換の仕組みを作るソフト FreePBX の endpoint というモジュールで、利用者から受け取ったデータの確認が不十分なため、ログインせずに管理者の画面に入れてしまう弱点が見つかりました。これを使うと、データベースを好きなように書き換えたり、任意のプログラムを実行したりできます。この弱点は実際の攻撃に使われたことが確認されています。ネットワーク経由で、ログイン不要の攻撃者が悪用できるとされています。

攻撃の流れ

データをもとに、AIを使用して作成した図です。実際の攻撃は、これと異なる場合があります。

攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネット経由で FreePBX に接続する → 2. endpoint モジュールに細工したデータを送る → 3. ログインなしで管理者の画面に入る → 4. データベースを書き換えプログラムを実行する1攻撃者がネット経由で FreePBX に接続する2endpoint モジュールに細工したデータを送る3ログインなしで管理者の画面に入る4データベースを書き換えプログラムを実行する攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネット経由で FreePBX に接続する → 2. endpoint モジュールに細工したデータを送る → 3. ログインなしで管理者の画面に入る → 4. データベースを書き換えプログラムを実行する1攻撃者がネット経由で FreePBX に接続する2endpoint モジュールに細工したデータを送る3ログインなしで管理者の画面に入る4データベースを書き換えプログラムを実行する攻撃の流れ: 1. 攻撃者がネット経由で FreePBX に接続する → 2. endpoint モジュールに細工したデータを送る → 3. ログインなしで管理者の画面に入る → 4. データベースを書き換えプログラムを実行する1攻撃者がネット経由で FreePBX に接続する2endpoint モジュールに細工したデータを送る3ログインなしで管理者の画面に入る4データベースを書き換えプログラムを実行する

誰が影響を受ける

FreePBX 15、16、17 を使っていて、endpoint モジュールが入っている組織です。endpoint モジュールの 15.0.66、16.0.89、17.0.3 より前のバージョンが対象です。FreePBX によると、悪用されたのは、IP アドレスによる接続の制限が不十分なままインターネットに直接つながっていたシステムでした。サポートが終わった古い FreePBX は確認されていませんが、影響を受けるおそれがあるとされています。

何をすればいい

endpoint モジュールが 15.0.66、16.0.89、17.0.3 以降に更新されているか確認してください。管理画面の Admin から Module Admin を開くか、fwconsole ma upgradeall というコマンドで更新できます。FreePBX は、Firewall モジュールを使って管理画面に接続できる相手を信頼できる相手だけに絞ることや、/etc/freepbx.conf の書き換えや /var/www/html/.clean.sh の有無など、侵入の痕跡を調べることをすすめています。FreePBX の公式の案内を確認してください。

やることチェックリスト

  • endpoint を 15.0.66、16.0.89、17.0.3 以降にする
  • Firewall モジュールで管理画面を信頼できる相手に絞る
  • /var/www/html/.clean.sh の有無を調べる

用語メモ

モジュール
ソフトに機能を足すための部品のようなプログラムです。
データベース 用語集で見る
設定や利用者の情報などを整理してためておく仕組みです。
侵入の痕跡 用語集で見る
攻撃者が入り込んだときに残る、ファイルの変更や不審な記録などの跡です。

次に読む

公式情報と元データ

公式情報

元データ(英語・CISA KEV より)を開く

Sangoma FreePBX Authentication Bypass Vulnerability

概要

Sangoma FreePBX contains an authentication bypass vulnerability due to insufficiently sanitized user-supplied data allows unauthenticated access to FreePBX Administrator leading to arbitrary database manipulation and remote code execution.

推奨対応

Apply mitigations per vendor instructions, follow applicable BOD 22-01 guidance for cloud services, or discontinue use of the product if mitigations are unavailable.

この元データの出どころ: CISA KEV カタログで見る